折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

東電の役員の報酬は総理の給与より倍近く高い

2011年05月14日 17時25分26秒 | 東日本大震災
 海江田万里経済産業相は14日のテレビ朝日の番組で、東京電力が当初のリストラ
策として示していた常務以上の役員報酬の半減について「(一部の首脳は)50%
カットしていくら残るかと聞いたら、3600万円くらい。それはおかしいので
『もっと努力してください』と伝えた」と述べ、削減幅の拡大を求めた経緯を説明
した。
 東電は4月25日、常務以上の取締役の報酬半減などのリストラ策を発表したが、
政府側がさらにリストラするよう要求。今月10日、清水正孝社長が賠償金支払いに
対する政府支援を求める際、会長、社長、副社長の代表取締役8人の報酬全額返上や
常務の報酬60%削減を表明した。
(毎日新聞)

 総理の給与はだいたい年収4千万円だ。
 東電の役員は50%減額してもいい勝負。
 社長会長なら総理の倍以上なんだろうな。
 
 もっとも菅総理は全額返上だ。
 哀しくなってきた。もっと菅総理をいたわろう。
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「老後に直結」東電清水社長、年金削減拒否

2011年05月14日 16時34分57秒 | 東日本大震災
 東京電力の清水正孝社長は13日の参院予算委員会で、福島第1原子力発電所
事故の損害賠償資金を確保するためのリストラ策として、企業年金や退職金の削減
を求める声が出ていることに対し、「老後の生活に直結する問題で現時点では考え
ていない」と述べ、検討対象とはしない考えを示した。中西健治氏(みんな)の
質問に答えた。
 これに対し、菅直人首相はその後の同委員会で、年金削減について、「国民の
納得が得られるか、東電自身できちっと判断していただきたい」と語り、減額を
再考するよう促した。
 年金削減は、賠償問題で国の支援を受けるにあたっての条件である追加リストラ
の検討項目に挙がっていた。ただ、削減には現役社員約3万6千人と、給付対象の
退職者約1万人の3分の2以上の同意を得る必要がある。
 公的資金の投入を受けた日本航空では、高額批判の強かった年金の削減が大きな
焦点となり、現役が約5割、退職者が約3割をカットされた。
 東電でも今後、料金値上げなどで国民に負担を求める際に焦点となる可能性がある。
(産経新聞)

 さんざんこき下ろされた日航だが、東電に比べれば聖者の集団だ。
 東電が今日生きる術を奪い、老後のことなど考えることもできない人たちの前で、
このようなことが言えるのだろうか。
 OBは今まで会社を支えてきたとでも言うのだろうがそれは違う。
 
 福島第一原発はもともとは東北電力の女川原発よりも高台の土地にありながら、
給排水の効率優先でわざわざ標高10mに削って設置したのだ。
 利益優先で安全を削って、年金の原資を貪り積み上げたのである。
 
 東電の清水社長は被災者が避難所にいるのか、本当は理解していないのではないか。

「家に帰れないのなら、別荘に行けばいいじゃないか」

 こんなところだろう。
 私は日航の株を最後まで持ち続けたことを誇りにさえ思う。
 東電は犬畜生以下と言っては犬に失礼なくらいだ。

 こんな非人道的な会社の主張を垂れ流すマスコミって…
 所詮、商業媒体。正義さえも商品で売り買いされてしまうのか。
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