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折々のうま-当たらぬでもなし

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繰り返されるダムの無通告放流

2011年09月22日 18時45分24秒 | お天気
常識的には台風接近前に放流、接近時貯水もしくは通常放流。
いよいよの時は通告の上、緊急放流だろう。
なぜか、台風接近前に貯水してるんだよな。

マスコミに追及は無理だろう。
まあ、カッパ着て、傘の骨折ってドリフのコントみたいな、
痛すぎる痛快バラエティ中継の方が楽だろう。

「はん濫危険情報」の速報を字幕スーパーで流したNHKは秀逸。
これ以上のほめ言葉が思いつかないのが残念だ。
次回までに河川流域の水位の速報を研究だ。

台風12号豪雨:ダム事前放流せず 洪水対策規定なく

2011年09月14日 22時11分32秒 | お天気
 台風12号で氾濫した熊野川上流域にある11ダム中6ダムを持つJパワー
(電源開発、東京都中央区)が、水系で最大の「池原ダム」(奈良県下北山村)
などで洪水発生に備えて空き容量を確保する操作「事前放流」をしていなかった
ことが分かった。さらに、最下流部にある別のダムでは大雨・洪水警報が出た後
で本格的放流を始めており、増水と放流が重なった。地元自治体からは「ダム
放流は人災」などとする声もあがっている。
 紀伊半島南部は多雨量地域で、ダム建設の適地としてJパワーや関西電力などが
1958~66年、次々と発電用ダムを建設した。一方、治水ダムは建設されず、
洪水対策は課題とされたままだった。
 国が設置した有識者会議「熊野川懇談会」などの資料によると、洪水の危険が
高まった際、Jパワーは池原ダム(有効貯水量約2億2000万トン)と、2番目
に大きい奈良県十津川村の風屋ダム(同約8900万トン)の大型2ダムの水を
放流し空き容量を確保、上流から来た水をためることが可能、としているが、事前
の取り決めなどはない。懇談会は当初、発電用ダムによる治水効果を盛り込んだ
報告書を作成する予定だった。しかし、09年にまとまった最終的な報告書では
見送られた。
 Jパワーなどによると、今回の豪雨の際、両ダムは洪水に備えた事前放流を
せず、水位を維持するため放流量を徐々に増やした。最下流にある小森(三重県
熊野市)、二津野(ふたつの)(十津川村)の2ダムも事前放流はほとんどせず、
毎秒1500トン以上の本格的な放流を開始したのは、それぞれ1日午後4時半
と2日午前11時50分だった。二津野ダムではその後、順次放流量が増え、
4日午前4時には毎秒約8900トンに達した。
 この間、紀伊半島南部では8月30日午後から台風12号に伴う雨が降り始め、
和歌山県新宮市と那智勝浦町で9月1日午後1時50分に大雨注意報が出され、
2日午前4時15分に大雨・洪水警報が出されている。2日午後9時には二津野
ダムから約18キロ下流にある新宮市熊野川町日足(ひたり)地区で熊野川が
あふれた。
 今回の氾濫に関し和歌山県新宮市議会は「ダム放流は人災」などとして同社に
説明を求めている。
 Jパワー広報室は「運用上、洪水調整をする規定はなく、洪水調整を目的と
した放流はしていない」としたうえで「ダムの水位を維持するための放流は
したが、(水の流入が多く)結果的に水位は上がっている」と説明している。
 熊野川懇談会発足当時の委員長だった江頭進治・政策研究大学院大客員教授
(河川工学)は「川で利益を上げている以上、事業者も社会的責任を果たすべき
ではないか」と指摘している。
(毎日新聞)

 放流を速報しないマスコミも同じ穴の狢だ。

これでいいのかTVの台風情報

2011年09月07日 22時31分35秒 | お天気
 全く役に立たないテレビの台風情報に辟易したのか、当ブログは震災時を上回
るアクセス数だった。
 「気象庁は厳重な警戒を呼びかけています」
 ソラで言えるぞ。情報提供になってないぞ。

改善点

1.国土交通省・気象庁「解析雨量・降水短時間予報」
①最新画像を流す。
「国土交通省・気象庁による解析雨量・降水短時間予報です」
②「6時間前から6時間後まで」の動画を流す。
「6時間前から現在までの雨の量です」
「6時間後までに予想される雨の量です」
③50mm/h以上の雨量が続いている地方は拡大図を放送。
「・・地方の拡大図です」
「6時間前から現在までの雨の量です」
「・・付近は1時間あたりの降雨量が50mm以上となる時間が長くなっています」
「6時間後までに予想される雨の量です」
「雨の地域は今後・・付近から・・側の・・付近に移っていく模様です」
「ピンクや赤が続く地域は、河川の増水、土砂崩れにご注意下さい」

2.気象庁「洪水予報」を放送する。
①地方別の有無
「指定河川洪水予報です。・・地方に洪水警報が出ています」
②河川の詳細
「・・地方の洪水予報です」
「・・川に氾濫危険情報が出ています」
「・・川の・・橋付近で氾濫危険水位を超えています。お住まいの市町村の
避難指示に従ってください」
「この予報は1級河川を中心とした指定河川の洪水予報です。一部の河川に
ついては予報の対象となっておりませんので、豪雨が続いている地域は周辺
の河川を参考にしてください」
③河川氾濫は特番中でも速報テロップ。

3.ダム放流通知
①地方別の有無
「国土交通省によるダム放流通知です」
「・・地方ではダムの流入量が基準となる洪水量に達しているダムがあります」
②ダムの詳細
「・・地方のダムの状況です」
「・・ダムでは・・日・・時・・分から・・m3/sの放流を開始します。
 ダムは洪水調節に活用する空容量を確保するため、放流量を・・日・・時頃
には・・m3/s程度まで増加させる予定です。下流河川の水位上昇に注意してくだ
さい」
「・・ダムでは、ダムへの流入量が洪水量に達し、・・日・・時・・分に洪水調節
を開始しています。また、・・日・・時・・分から洪水放流を開始しています」
③緊急放流・ダム決壊は特番中でも速報テロップ。

4.水防警報
①地方別の有無
「国土交通省による水防警報です」
「現在、・・地方で水防団の出動を伴う水防警報が出ています」
②水系の詳細
「・・県から・・府にかけての・・川流域で水防団が出動しています」
「・・川流域での水防警報は解除されました」

5.交通情報
①航空・船舶
②鉄道
③高速道路
④道路閉鎖状況

6.台風の予想進路
「台風・・号の今後の予想進路です。進路に当たる地域では十分ご注意ください」
「進路の右半分では雨、風ともにより強くなる傾向があります。ご注意ください」

 ざっと予定原稿を読んでも10分はかかる。
 水位危険レベル3「はん濫警戒情報」(避難判断水位超過)で速報テロップ。
 水位危険レベル4「はん濫危険情報」(はん濫危険水位超過)で特番だ。

 ただ「大変だ、大変だ」では、報道番組ではなくてバラエティだよ。
 視聴率調査では同じカテゴリーなんだろうけど。
 中継に出て、合羽着て傘の骨折るのが、台風報道だと思ってんだろうな。
 最近はお天気カメラが流行ってるな。

 くどくなるが、「ローカル枠では上流の様子が分からん」
 水位危険レベル4からは全国特番だ。

洪水予報は1級河川が中心

2011年09月05日 23時11分29秒 | お天気
 私はもう寝ますが、洪水予報は全河川を網羅していませんので、
「川の防災情報」の「テレメータ」のデータをご確認ください。
 こういう機会でもないと、自分の近くの川の水系が分からないことが、
ほとんどですので、上流までチェックしてください。
 赤系の記号で上向き▲が危険です。
 なお一つの記号が数カ所の観測地点を表している場合があり、その場合はすべて
確認してください。
 上流に雨が降り続いている場合は「ダム情報」もご覧ください。
 利水容量の貯水率は100%を超えても問題ありません。
 有効容量の貯水率が90%を超えた場合は緊急放流の可能性があります。
 また、放水量が1000m3/sを超えている場合は緊急放流の可能性があります。

気象レーダーを整備し領土紛争地域は徹底予報せよ

2011年09月05日 20時01分51秒 | お天気
「国後島に大雨洪水警報発令」とテロップで流せ。
 なぜなら、我が領土だからだ。
 BSアナログの終了に台風13号の接近。
 北方領土住民は心細いことだろう。

ダムの緊急放流は速報するべき

2011年09月04日 20時31分01秒 | お天気
 今回、近畿、東海地区ではどうだったのだろう。
 想定量の倍以上の放流の場合は1時間前に通報し、国・県の管理事務所が協議し、
避難の要否や、流域市町村で予想される水位危険度レベルも通報するべきだろう。

天気予報では上流の状況を考慮していない

2011年09月04日 20時21分41秒 | お天気
 当ブログでは「川の防災情報」を基に紀伊半島が危険と書いてきたが、
記録的な豪雨もさることながら、氾濫が雨のピークとずれていることも
避難が遅れた原因だろう。
 ダムの放流状況はこのまま公開して頂き、緊急放流の通報状況を検証
して頂きたいものだ。