最近の出来事

ニュースや新しいテクノロジー、サイエンスについて感じること。

ハローウィン

2010-10-31 19:00:51 | 日記
カボチャ


カボチャを削ってハロウィーンに備える。
Jack-o'-lantern 作りだ。 最初は難しそうに思えたが、実際やってみるとそうでもない。
幼稚園でも作るくらいだ。

今年はカボチャを買いに行くタイミングを逃し、ちょうど良い大きさで形の良いものを買い損ねた。
全体的に小振りで中身を掻き出すのに一苦労。
手が入らない。

ともかく行燈は完成。
幼稚園生と小学3年生の作品が4つあるがどれだろうか?


日本の存在感

2010-10-30 11:08:14 | 日記
国際社会における日本の存在感は低いと感じる。
日本に関する記事が各国の新聞の第一面に登場することがまれにしかない。
中国やインド、中東に関連した記事が連日第一面を賑わしているのと対照的だ。

最近の主要記事を見ると、為替介入を欧米諸国が非難したという記事のなかで日銀の円売りと中国の為替統制がセットで登場したくらいだ。
レアアースの輸出問題に関しては、日中の衝突がきっかけの一つだと紹介されているに過ぎない。
今日の記事でも中国がアメリカに対してレアアースの輸出制限はしていないと強調したということが要旨である。

そういう状況の中で、日中の首脳会談をアメリカが仲介して行うという記事がニューヨークタイムスワシントンポストの一面に出ていた。

良く読んでみると、中国が主役である。
例えばワシントンポストの結論は "They (China) are seeking to reassure the United States... that it's in their interests to have a good relationship between Washington and Beijing."
つまり、「中国は、中米間の関係を重要視していると言うことを、アメリカに仲介役をさせることによって伝えたかった」
日本の存在感は薄い。
ただの政治的道具である。

ニューヨークタイムスの記事でも、東南アジアの外交官の話として "You can feel the tension between China and Japan. No one wants to take sides." と出ている。
要するにこの問題(尖閣諸島の領有権)に関しては誰も口を挟みたくない、当事者で勝手に解決しろと言うことである。
この状況では中国が強硬な態度に出るのも頷ける。
誰も中国との関係を損ねたくないからだ。
つまり、ニューヨークタイムスの記事では中国の東南アジアにおける存在感の大きさと影響力の強さを伝えようとしている。
それと主に、アメリカは自国の利益のために必要な努力をしていますよという宣伝も兼ねている。

日本外交はもっとしっかりしなければいけない。
対人関係と違って外交は控えめなだけでは誰も認めてくれない。
国際社会における存在感を高めるためには、もっと自由闊達に各国と話し合い、各種交渉をしていくべきだ。
そのためには多少の犠牲も伴うが長期的に見れば国益になるし、世界にも貢献できる。
国内世論を気にしながらの及び腰では外交は成り立たない。

世論形成にマスコミの果たす役割は大きい。
新聞社やテレビ局にもグローバルな視野を持ったジャーナリストを育てる努力をして欲しい。





遺伝子と特許

2010-10-29 21:08:33 | 科学
アメリカ政府が今日、「遺伝子に関する特許は成り立たない」と正式に発表した。
これは大きな転換である。
これまで見つかったヒト遺伝子の約20%が特許申請されてきたことを考えると影響は大きい。

この複雑な倫理問題は、経済と生物学の衝突だ。
基本的に、遺伝子は自然のものであり発明ではない。
その点に関して論争はない。
両陣営の言い分はこうである。

特許を認めるべきだという立場は製薬会社などに多い。
分子標的製剤等は開発期間、マーケティングを通して特許によって保護される。
うま味が大きいから当然だろう。
根拠は、遺伝子は体の中から取り出された化学物質(DNA)であり、合成も可能だ。
自然の一部ではなく特許の対象となりうる、というものである。

それに対して、遺伝子の特許申請に反対するのは、哲学者や神学者、生物学者に多い。
遺伝子は自然の一部であり誰の所有物でもない、と主張する。
さらに、抽出されたDNAは自然界の化学物質と性質が同じで、綿花から採取された綿や地球から採掘された石炭と同じだ、と続ける。

遺伝子に関する特許はすでにビジネスとして確立されている。
Myriad は乳癌に関連する遺伝子、BRCA1とBRCA2の変異を調べる検査を30万円以上で請け負っている。
もちろん、両遺伝子が正常だからだと言って乳癌にならないというわけではない。
実際、9割以上の乳癌細胞ではこれらの遺伝子は変異していない。
最近の技術を使えば両遺伝子の塩基配列を調べるだけならCDSだけでなくプロモーター領域を含めてもせいぜい、数千円で可能だ。
例えば454®(塩基配列を決める機器)を使えば一日で4億塩基の配列を決定でき、その費用は40万円ほどだ。
一人分なら数十万塩基も調べれば十分なので、その前後のDNA抽出や準備を含めても1万円もかからないというわけだ。
特許によって暴利をむさぼっている例である。

家族性の乳癌にはこの両遺伝子の変異が多い。
親類に乳癌の患者が多い場合、親から変異した遺伝子を受け継いだかどうか知りたくなるのはごく自然なことだと考える。
もし、遺伝子の変異がなければ、一生のうちに乳癌になる確率は他の人と同じ約1割。
もし遺伝子の変異が見つかれば頻回に検査をすることも可能だ。
早期発見の乳癌は根治率が高いからだ。
そういう大事な検査を特許だからと言って法外な価格で持ちかけるのは倫理的に許されるのだろうか?
もちろんビジネスなのだから利益を上げるのは当然として、むさぼりはいけないのではないか?

個人的には、遺伝子は特許にはなじまないと考える。



Glee (シーズン1)

2010-10-28 11:36:00 | レビュー
ようやく、 Dramedy Glee (Seanon 1) を見終わった。
久しぶりに新鮮なドラマに遭遇した。

この番組はコメディー、ドラマ、ミュージカルが融合した新しいテレビ娯楽だ。
出演しているダンサーや歌手の質が高く見応えがある。
日本に紹介されたらきっとブレイクする。

この番組が成功した秘訣はなんと言ってもミュージカルとドラマのバランスにある。
筋書きは適度に入り組んでおり、登場人物の間の軋轢や交流が刻々と変化する。
番組の中で披露されるナンバーは、週ごとにテーマを持っている。
例えばある週はファンクで、別の週はマドンナ、という風に。
そして歌手/俳優の歌唱力がすばらしい。

実際、Matthew Morrison と Lea Michele はブロードウェイのスターだし、Jessalyn Gilsig や Jane Lynch は劇場経験が豊富な女優達だ。
彼らのショーを観ているだけで十分楽しめる。
彼らの演ずる役はそれぞれ欠点を抱え手織り、壁にぶつかっては悩み、喜怒哀楽を歌と踊りで表現する。
いわゆる型にはまった、ディズニー的なミュージカルとは一線を画している。

これからシーズン2を楽しみにしたい。




フェルミ推定

2010-10-27 10:54:54 | 科学
小学校4年生の宿題 (Math Project) が Fermi Questions だった。
大人と子供では考え方が異なるので、対処に難渋した。

例えば、下のピザ屋の問題について言えば、需要と供給のバランスとか、パイの分配とかという概念が子供にはない。
どうやって推定したらよいのか。
明らかに無理があると思われる仮定を使うしかないのか。

第一段階
全部で3問あったが、その中から一つ。

<ニューヨーク州にはピザ屋さんが何軒あるか?>

大人の回答:
マーケットの大きさを推定して、ピザ屋一軒あたりの年間売り上げで割れば概数が推定できる。
ニューヨークの人口:2000万人で約9割の人(ほぼ全員として計算)がピザを食べる。
平均して月2回、一人あたり$10弱/回ピザ屋に支払うので、1年を通して一人あたりピザレストランで$1000使う。
従って、マーケットの大きさは$20B(B: billion) 。
ピザ屋1軒あたりの売り上げは平均50万ドルなので、ニューヨーク州内のピザ屋の総数は4万軒となる。

子供(小学校4年生)への説明:
この町の人口は2万人
ピザ屋の数は30軒
ニューヨーク州の人口は2000万人
ピザ屋と人口の比率がニューヨーク州どこでも一定だとするとピザ屋の総数は3万軒となる。

比率が一定だというのはかなり無理があると思うが仕方ない。
マンハッタンと山間部では違うと思うからだ。(多分、都市部や郊外の方が人口の比率が高い)

第二段階
自分で問題を作る。(全部で5問)

アメリカ国内の年間新生児の数を推定するとか、前庭に生えている芝生の葉の総数を概算するとか、象1頭と釣り合うペニー硬貨の数を推量するという問題を思いつくのは何とかなった。
それらの回答を自ら作成するのに四苦八苦した。

第三段階
実数を調べる。

新生児の数は統計がある(約430万人)
芝生の葉の密度も知られている。
象の体重とペニー硬貨の重さは調べればわかる。


ここまで子供につきあって考えたこと。
日本の小学校の時にこういう宿題が課されたことはなかった。
つまり、正解のない問題を一生懸命考えると言う宿題。
日本では、学校の宿題にいつも「正解」があったのだ。

みんなが違う答えを持ち寄ってくるこちらの学校の宿題は面白いだけではなく、現実的に重要な事ではないだろうか。
実生活では正解のない問題に直面することが頻繁だからだ。
また、知識をつけると言うよりも考える力をつけさせるために努力しているのが窺われる。

日米の教育方針の違いをまた一つ見つけた。






Hereafter

2010-10-26 15:27:30 | レビュー
マット・デイモン主演、クリント・イーストウッド監督作品の Hereafter は死後の世界が存在するということを前提に作られた作品だ。
予告編は大変に面白く、大きな期待を持って映画館に向かった。
ティーザーに登場する場面、監督、俳優ともにすばらしい作品を予感させたからだ。

結論から言うと、この作品は駄作だ。
過去20年間のイーストウッド監督作品の中でも1,2位を争うワースト映画だ。

最初の10分間はとても良く出来ている。
そこから雪崩を打つように映画が崩壊していく。
単調なカット、展開の遅いストーリー、先が読める筋書き。
ただ退屈、の一言。
実際、観客の一部は "I can't stand it any more." といいつつ席を立った。

発想はいい、ただそれをうまく映画としてまとめることが出来なかったという感じだ。
いいところを頑張って拾ってみよう。

一番気に入ったシーンは、ジョージ(マット・デイモン)とメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)の二人がテイスティングをする場面。
「誰も寝てはならない」 (Nessun dorma) がBGMとして流れる中、目隠しをして食材を味わうというだけのことだがこれが熱い。
二人の間のケミストリーがうまく表現されている。
マット・デイモンはもちろんのこと、ブライス・ダラス・ハワードの放つ華は観るものを魅了する。
シャマラン監督がオーディションなしで主演女優に抜擢したのも頷ける (The Village & Lady in the Water)。

二つ目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の使い方。
マーカス少年の物語になると、ゆっくりとしたテンポでこの曲を繰り返し登場させる。
ピアノからピアニシモの強さで演奏され、無口な少年の気持ちを表現する補助として効果的に使われている。

映画全体としては、3つの物語が同時進行し最後に交わるという構成だが、それぞれの話が冗長で不要な部分が多い。

マリー(セシーユ・ドゥ・フランス)の物語は変化に富んでいて、登場人物の内面の変化も有り、何とか持ちこたえている。
もちろん、もっと凝縮しても良い。
マーカス少年の物語が一番の問題だ。
予告編に出て来るとおり、家庭に問題のある少年が兄を失いそこから立ち直るという展開だが本編で新たに付け加えられた部分がない。
予告編で表現できることをあれだけの時間を使って見せることはないだろう。
ジョージの物語は最初から最後まで大きな変化がなく単調の一言。
才能(あるいは呪い)のために普通の生活が送れないと言うことを描写するだけなら10分もあれば(メラニーの話だけで)十分なはずだ。
並行する話をもう一つ増やしてもよいから、もっとテンポよくそれぞれの話を展開させるべきだろう。

観客をぐっと引きつけることの出来る俳優を使い、質の高い作品を驚くべきペースで送り出してくるイーストウッドが監督をしている。
それで完成したのがこの映画では、才能の無駄遣いとしか言いようがない。
もったいない。





TPP参加

2010-10-25 18:12:14 | 日記
日本の世界経済における孤立化が進んでいる。
韓国に1歩も2歩も遅れている状況だ。
ハンディのない競争でも電気製品(携帯電話や薄型テレビ)や電子製品部門ですでに後塵を拝している。
来年の夏にヨーロッパと韓国の自由貿易協定が発効したら日本製品だけが関税の対象となる。

政府内には大畠章宏経済産業相をはじめとしてTPP参加に慎重な人も多い。
国内の1次産業に気を遣っているからだ。
これまで、米が引き合いに出されて食糧安保だとかいう議論もあったが噴飯ものだ。
今や輸入が止まったら日本の食料品は多くが消えてしまう。
むしろ、輸入先を多岐に求めるとか、安定供給に向けた努力が必要だ。
つい先日も中国にレアアースの輸出を制限されて音を上げたばかりだ。
コストばかり優先して輸入元を決めていたからだ。
よい教訓だ。

資源のない日本は他国との貿易なしでは生存できない。
経済的に孤立するのは自殺行為だ。
もちろん犠牲も必要だが、要は長期的に見てどうすれば国全体の利益になるかを考える事が必要だ。
朝三暮四ではいけない。

団体戦その2

2010-10-24 21:02:18 | 日記
団体戦では迷惑をかけふぁけれど、本日Aブロック、Bブロックともに勝ち越してくれチームとして第一ステージ勝利が確定。
中でもBブロックは2勝2敗で負ければ団体戦も敗退が決まるという天王山。
ここで勝負強い大坪さんが見事な勝ちっぷりを見せてくれた。
不思議と天下分け目の対局が多い彼がまたもや活躍。

その直後にAブロックの野家さんが4勝目を上げて一気に勝ち越しを決めてくれたのでほっと安堵。
同じく今ステージで負けていたキャプテンとともに、喜びを分かち合う。
3連覇に向けて意気が上がりそうだ。

第2ステージは何とかチームに貢献したいものともう一度気を引き締める。

団体戦

2010-10-23 17:22:16 | 日記
最近囲碁の団体戦に参加している。
一つは都道府県対抗(静岡)でもう一つはアミーゴ団体戦。

都道府県対抗の方は前期は優勝そして個人的には全勝という予想を遙かに超える好結果に恵まれた。
今期もまずは一回戦を3-0で突破した。
大広間での成績も今日現在94勝54敗と勝率6割4分。
ところが、アミーゴの方は9勝10敗と負け越している。
その上団体戦での成績もふがいない。

今日はそのアミーゴでの大事な一戦があった。
2勝2敗で迎えたブロック決勝戦だ。
チームとして角番だった昨日の対戦では山岸さんが相手を粉砕、今日に望みをつないでくれた。
にもかかわらず、完敗。
応援してくれたみんなに申し訳ない。

3子局で、少しずつ追い上げるでは届かない。
盤面で10目ほど足りなくなって投了。
逆コミ目を入れると、全く届かなかった計算だ。
事を起こさずに勝てるほど柔な相手ではなかった。

反省しつつ、他ブロックの結果待ち。
Aブロックは現在3-0で王手なので多分手に入る、Cブロックは自分の責任で敗退。
Bブロックは2勝2敗で明日の夜が決勝戦。
がんばって欲しい。
チームは現在2連覇を達成し、3期目を狙っている。

団体戦は必要以上に盛り上がるなあ。



機密情報

2010-10-22 17:52:10 | 日記
オンブズマン的なウェブサイト (WiliLeaks; a whistle blower) が爆弾を落とした。
391,832 部にも及ぶ膨大な数のイラク戦争に関する機密書類が暴露された。

各国の新聞社に情報が寄せられていたが、公開制限が今日までかけられていたという。
ニューヨークタイムス(米)ガーディアン(英)、ルモンド(仏)、シュピーゲル(独)で当然ながら日本の新聞社は入っていない。
その資料によると、天地がひっくり返るほどの新事実はないものの、政府によるいくつかの情報操作が明らかとなった。

1.「戦死者の数は数えていない。」
  2004年から2009年までに確認された戦死者のか図は11万人弱。
  その内訳は一般市民 (66,081) 、イラク敵軍 (23,984) 、イラク正規軍 (15,196) 、アメリカ同盟軍 (3,771) だ。
  IEDの犠牲者が3万人強もいる。
  数の正確さはさておき、米英政府ともに戦死者の数を集計していないと虚偽の発表をしてきたことがわかる。

2.これまで公表されてきた捕虜虐待が氷山の一角だったこと。
  膿は出し切ったという米英政府の調査報告は自らの資料によって否定された。

3.一般市民の犠牲者数はこれまで故意に過小発表されてきた。

4.捕虜の処刑が行われていたこと。

5.投降を試みた兵士も処刑されていたという事実。
  この事件に関わったヘリコプター(クレージーホース18)は昨年7月にも問題を起こしている。
  バクダッド郊外でロイター通信の記者2人を殺し子供2人を傷つけたとされる。

米国防省は文書の公開を強く非難しているが WikiLeaks 側はひるむ様子がない。
各国のジャーナリストに資料を配付しておけばもみ消される心配がないことと、資料の信憑性に絶大なる自信があるからだろう。
この後の展開から目が離せない。

奨学金とスピーチ

2010-10-21 09:55:52 | 日記
昨夜は Distenfeld Scholarship Reception に出席した。
アメリカの奨学金 (Scholarship) は授与が基本。
貸与する分はローン (loan) という。
日本の奨学金貸与という表現は不思議なのである。

子供たちが奨学金を利用してどういう活動をしたかを報告する会だった。
ほとんどの学生が、夏期プログラムに参加したのだが、劇場系、音楽系、海洋生物学、宇宙工学、コンピューター科学、インターネット関連(1日数万のトラフィックがある本格的なサイトの維持)からファッションまで、幅広い分野で子供たちが経験を積んだ。

学級の担任の先生からノミネートされた生徒が作文を書いて、どういう目的でどういうプログラムに参加するか、それが将来どう生かされるかを表現する。
その作文を審査して受賞者が決まる。
ノミネートは各学級一人ずつで受賞者は12人(4年生から11年生まで)なので比較的狭い門だ。
受賞歴は子供の履歴書に記載できるので大学入学までの間様々な活用方法がある。
その意味で受賞者の親が大変うれしそうにしているのも納得できる。

さて、報告の方はというと、あらかじめ書いておいた文面を読み上げる子供が多く、立派な言葉が続く。
明らかに親の手が入っている。
スピーチとレポートが同じという子供も多い。
やはりスピーチは聴衆に自分の言葉で語りかけて欲しい。
短くていいから。

多くの先生と、親たちは子供たちに次々と賞賛の言葉をかけていく。
これが子供たちの自信になっていくんだなあと実感。
この国の人たちは褒めるのが上手だ。





リンゴ

2010-10-20 11:23:44 | 日記
今年のリンゴは普通ではない (Odd) という。
種類によっては3週間も早く熟れたという。
フジは去年に続いて今年も不作。
一昨年、大粒の果実をたくさんつけた木にも今年は直径10cm以下の実しかなっていない。
毎年訪れる果樹園も今年はもう果実が残ってないと言われ、 Catskill の方まで足を伸ばした。

残念だが、今年のリンゴ狩りは不完全燃焼だった。
唯一、明るい材料は今年訪れた果樹園が広くて、リンゴの種類も豊富だったこと。
Empire や McIntosh, Rome はもちろんのこと Cortland, Fuji, Mutsu, Gala, Northern Spy, Ida Red, Golden Delicious, Red Delicious, Gala と枚挙にいとまがない。

今年の紅葉は1994年に肩を並べる美しい彩合い。
赤とオレンジがこれだけ映える年は珍しい。
気象がいつもと違うのだろうか。

1994年の冬があけたら、毛虫が大発生をしたのを思い出す。
白い家が真っ黒になって木の幹が揺れているように見えるくらい何万匹もの毛虫がとりついていた。
多くの木が丸裸となって1995年の紅葉は無残だった。
あれだけは勘弁して欲しい。


RED

2010-10-19 16:10:14 | 日記
RED (Retired Extremely dangerous) はアクション・コメディーだ。
俳優陣が豪華でつくりも面白い。

Bruce Willis
Mary-Louise Parker
Karl Urban
Morgan Freeman
John Malkovich
Helen Mirren

ブルースやメリールイーズはエミー賞やゴールデングローブ賞をTVシリーズでとっている。
中でもブルースが賞を取った、フレンズでの客演(1994年)は未だに頭の中にこびりついている。
涙を流して笑ったものだった。

モーガンとヘレンはオスカーを受賞しているし、ジョンはオスカーこそ獲っていないものの舞台等でも活躍する個性派である。
ジョンは先週観た Secretariat でもトレーナー役を好演していた。

内容は破天荒で笑える台詞がたくさんちりばめてある。
ヘレン・ミレン(ヴィクトリア)の人間関係も複雑だが暖かい。
カール・アーバンは Born Supremacy でマット・デイモンを追いかけるCIA諜報員を演じていたのを思い出した。
今回はそのときよりももっと人間味のある役柄だ。

映画中の極秘資料がベタで消されているシーンで思わずのけぞってしまった。
今、CIAに関連して Fair Game を読んでいるが、この本もベタだらけだからだ。
後半の資料から何が消されているかを推量しなければいけないという一風変わった構成だが、映画化されたので公開前に読んでおこうと思っている。

大スクリーンで観て楽しむ映画。

印象に残った引用。

ジョン・マルコビッチの "Old man, my a$$."
ヘレン・ミレン の "I kill people, dear."
ブルース・ウィルスの "Kordeski trained you?" (Karl): "Yea." (Bruce): "I trained Kordeski."
ジョン・マルコビッチの "I remember the CIA being tougher."
等。



スパムメール

2010-10-18 14:39:24 | 日記
日本からの迷惑メールが増えてきた。
そこで Unsubscribe ボタンを探すが、送信しないように依頼するボタンがメールの中にない。

アメリカのまともな会社からのメールには必ずボタンがついており、そこをクリックするだけで送信リストから外してくれる。
デメリットは、クリックすることでメールアドレスが使用できることを相手に教えてしまう点だ。
返信のあったメールだけを集めたリストは高く売れるんだろうなと思いつつ、その場しのぎのクリックを続けている。
もちろん怪しい会社から来たメールは完全無視の態度をとっているが。

この違いは法律の違いからくるものだろうか?
日本の場合、個人情報の使い方に対する規制が少ないので、きっとそうだろう。
これからの情報社会ではこの分野での法整備が急務だ。
年金番号制には過敏に反応する国民だから、啓蒙が足りないだけだろう。
世論が盛り上がるのが手遅れにならないように願う。
(問題が起きる前に、行動して欲しい。)

ご麺ください

2010-10-17 22:02:41 | 旅行
医食同源をテーマにする日本食レストランが、ニューヨーク州の New Paltz にある。
「ご麺ください」だ。
厳格な菜食主義者のお客さんも多いというこのレストランでは調味料を始め多くの食材が有機食品だ。

冷や奴のトッピングにカシューナッツやネギをごま油で和えた物を使うという発想が新しい。
春巻きやそばはアメリカのレストランだということを考えると、例外的なおいしさだ。
めんつゆは昆布と椎茸のだしが利いており、甘さを控えた上品な味だ。
長期自家熟成が秘訣だとおかみさんが説明してくれた。
この町にはニューヨーク州立大学のキャンパスもあり、比較的活気のある雰囲気だ。

奇遇と言えば、ロングアイランドに住んでいた頃に碁を教えていた Chaminade 高校の生徒の一人が卒後に SUNY New Paltz に入学した。
その彼が大学卒業後、この店に勤めているというのだ。
毎週火曜日にはここで碁仲間が集まっているとのことだった。

今日、リンゴ狩り+カボチャ狩り+紅葉狩りでハドソン川を北上中に通りかかっただけだが、世の中の狭さを再確認した。