最近の出来事

ニュースや新しいテクノロジー、サイエンスについて感じること。

Okemo Mountain

2009-12-29 23:51:23 | 日記
寒い。
最高気温が-12˚C、その上風が強いので体感気温が低い。
山頂には登りたくない。
斜面の雪が風に吹き上げられて視界が悪いのもつらい。
スキーをする陽気ではない。
お昼にはさっさとあがってきて買い物に出かけることとする。

明日は今日より5˚Cは気温が上がるので少しましだろう。

Okemo Mountain

2009-12-28 23:16:45 | 日記
今日からオケモ・スキー場。

ここは一つの会社がリフト、ロッジ、レストラン等全てをまかなっているので統一感がある。
何日か滞在するにはもってこいである。
昼はスキーイン・スキーアウトの部屋まで戻ってきて食事をを作るので安上がり。
知人の真似をして電気炊飯器持参なので、和食が可能。
プール・スパもあるしスケート場やフィットネスもあるので退屈はしない。
少し高いのと遠いのが欠点だが、年一回だからと大判振る舞いだ。

今年はここで年を越す予定。

空の安全

2009-12-27 03:58:45 | 日記
デトロイト行きのNW便( Flight 253 )内で焼夷物に着火して問題を起こしたナイジェリア人(Abdul Farouk Abdulmutallab)が取り押さえられた。飛行機が無事着陸したのは幸いである。

アメリカを発着する国際便を利用する身としては他人事ではない。
安全に対する信頼が揺らぐのははもちろんのこと、飛行機での移動がだんだん不便になるのも困りものである。

2001年にアメリカン航空で shoe bomber (靴爆弾)騒ぎがあったため、靴を脱いでの検査が導入された。
搭乗口に行くまでに時間がかかる原因の一つである。

2006年に機内で液体から爆発物を調合する試みがイギリスで発覚した後には、機内に持ち込める液体の量が制限された。歯磨き粉もだめである。
事件直後にロンドン往復をした際には、規制の厳しさに閉口したものである。

これからどんな検査もしくは規制が考え出されるのだろうか?

今回の事件でテロが身近であることを改めて感じさせられた。

Wolbachia: 南京虫と細菌

2009-12-26 21:39:30 | 日記
古くて新しいニュースがある。
この細菌 Wolbachia(ボルバキアと読むのだろうか?)は隠れた勝者である。
かなりの数の昆虫(正確には節足動物)がこの細菌に感染していて、しかもこの細菌無くしては子供が出来なかったり、成虫になれなかったりする。
つまり、多くの虫たちがこの細菌に依存しているのである。
必然的にこの細菌は世界中にはびこることとなる。



今回の記事は「 Wolbachia 無くしては南京虫(トコジラミ)が成虫になれない」と言うもので、「この細菌を除去すれば南京虫をコントロール出来る」と言うのだが、三番煎じの感がぬぐえない。

熱帯で病気(マラリアやデング熱など)を媒介する蚊をコントロールするためにWolbachia を標的にしようと言う研究が既に始まっている。
さらに、寄生虫(主に線虫類)の駆除をするためにはテトラサイクリンで Wolbachia をコントロールする方が虫下しより安全だと言う考えも試されている。

ちなみに、この細菌が蚊の受精卵発達のために不可欠だと示されたのは40年近く前である。

南京虫というのが新しいが、この細菌の分布をみると少なくとも1割以上の虫がこの細菌を必要としているのじゃないかな。

クリスマス

2009-12-25 20:49:01 | 日記
今日はお店が全て休み。
数十年前の日本では元旦に営業している店が無かった状況に似ている。
おとなしく、旅行の準備をしたり、スキーのビデオ編集をして過ごす。
子供達はもらったプレゼントを色々試すのに夢中でおとなしく遊んでいる。
平和なひとときである。

ニューヨーク・スキー事情

2009-12-24 17:35:47 | 日記
年末のスキー旅行の演習と言うことで近くのスキー場に行ってきた。今シーズン初めてなので色々不都合が生じるだろうという予想の元に出かけたのだが。

まず、子供のヘルメットを忘れた。
子供の一人がめがねを変えたのでゴーグルが合わなくなっていた。
靴が少し合わないようだ。
もう一人の子供のビンディングは少し緩すぎるようだ。
等々。
不都合なものについては、明後日買い揃えよう。

それにしても、東京にいた時よりは随分手軽にスキーを楽しめるようになった。
スキー場までは家を出てすぐ左折、右折を一回ずつした後は一度もウィンカーを打たずにスキー場にたどり着ける。
車で45分くらい。
渋滞は全くない。
駐車場からスキーリフトまでは近ければ10m、遠くても40mくらいだろう。
西の方にも30分強で行けるスキー場があるが、橋を渡る必要があり、そこが渋滞することがある。

ニューヨーク州のスキー場は小学校3年生だけリフト券が無料である。
そのくらいの年齢でスキーを始めたらどうかと勧めているようなものだ。
リフト券は$50前後と他のスポーツに比べて高いので、この制度を利用する人は多い。
ちなみに、USオープン等も開かれるベスペイジゴルフ場(ブラックコース)のプレー代が$50だからその高さ(比較の問題だが)が想像できると思う。

今日はピーカン。
そのうえ、先日の雪がまだ残っており、12月としては望外の雪状態。
最高だった。

アレーパ

2009-12-22 13:15:32 | グルメ

年内の仕事が片付きそろそろ休みの気分となってきた。年明けは幸いにして2日と3日が週末なので1月4日からの仕事となる。
いつもは1月1日で休みが終わってしまうので日本人としては全開で仕事を始めるという雰囲気にならない。

さて、今日はアレーパの話。
ベネズエラの友人宅を訪ねた時に、友人のお母さんが毎朝焼いてくれたものである。
日本ではサンドイッチのように豪華な具を挟んで食べるのが流行っているようだが、そこでいただいたのは、卵料理と Salsa verde を添えたシンプルなもの。
出会ったアレーパが簡素な組み合わせだったので、今でもサンドイッチにはなじめない。

具だくさんにするならブリトーの方が好みだ。
毎週一回はチョリソーと野菜を炒めたものに各種豆、グアカモーレと赤いソースを足したブリトーを仕事場の向かいの屋台でお昼に買うのが恒例となっている。

子供の頃から食べ慣れているものから離れられないのか Salsa verde のかわりに鰹節醤油とキムチを添えている。
一つにはベネズエラで食べたあの Salsa verde を見つけられないというのも理由である。
友人の母の手作りというのは典型的な味ではなかったのか、この辺りでは希望する味に巡り会えない。

今日の献立:

アレーパ粉 250ml
お湯 250ml(粉と同じ分量)
塩 少々(お好み量)
均等になるまで混ぜて放置。
だんだん堅くなるので耳たぶ程度の堅さになったら(5分くらい)手で平らに形を整える。
自分は薄めが好みなので一生懸命のばす。

フライパンで表面がパリッとするまで両面を焼く。

添えるものは、辛いもの(キムチやチャンジャ、明太子)とスクランブルエッグ。
自分は番茶が良く合うと思うのだが、人はコーヒーの方が絶対に良いという。
おかか醤油も鰹風味のせんべいを彷彿とさせる香りで美味しいと思うが、これも人からは不思議がられる、
鰹節風味のアレーパを食べてる人はどこにもいないと言われた。
好きで食べているのだから良いじゃないかと思っている。

雪かき

2009-12-21 00:20:44 | 日記
昨日は朝から雪かきをした。

この辺りは吹雪の中心部より北にずれていたので8インチ程度の積雪で済んだ。
DCでは40cmの積雪で非常事態宣言がでた。
例年はあまり雪が降らないからだろう。

ロングアイランドでは一晩で60cm以上積もったという。
マンハッタンのセントラルパークでは45cm。
過去140年間でセントラルパークでの積雪量が60cmを超えたのは2回しかないそうだから今回の吹雪はすごい部類に入る。

肝心の雪かきだが、40cmくらいの雪なら2時間ほどで何とかなる。
普段背筋を使う運動をしていないので腰痛は必至。
予防的にスポーツクリームを使う。
耳なし芳一にならぬよう気をつけよう。

Julie and Julia

2009-12-20 14:17:15 | 日記
映画「ジュリー&ジュリア」を観た。
メリル・ストリープはいつも見応えがある。
この Julie & Julia でも録画等で観る Julia にそっくりだ。

それにも増しておいしいのが Stanley Tucci。
Big Night や Shall We Dance でお馴染みなのだが、今回はそれ以上に活躍している。

この映画は2編のストーリーが並行して進むのだが、両者が対等に扱われる理由がわからない。
Julia の話はそれだけで一編の映画になるくらい面白いのだが、 Julie のエピソードはそれほどのインパクトがない。
もっと、タイタニックのような構成でいいのではないか?
つまりJulie は語り部として Julia の時代に引き込む役目を果たすという形にするという意味である。
Julie の葛藤は映画としてみても美しくないし、削除して Julia をもっと露出させた方がいいと思う。

ただ映画としては俳優陣の演技は素晴らしく一見に値する。
楽しい時間の過ごせる映画であることは間違いない。
今年のベストテンに入るだろう。


ビデオカメラ

2009-12-19 14:29:53 | 日記
昨年末にビデオカメラをハードディスク搭載モデルに切り替えた。
それ以前の歴代4台はテープ録画だったので変化に戸惑った。
特に編集は、撮影したものを Log & Capture していたのが Log & Transfer になっただけで大分勝手が違う。
編集後はテープがそのままバックアップとして保存できたのに今ではハードディスクにおとした上でブルーレイディスクに焼くという手間をかけている。

自分は前近代的な人間なのか、やはりテープの方が好きなのだが、最近はFWを通じて動画を取り込むのは流行らないらしい。
スティーブ・ジョブもみんなUSBを使っているじゃないかといってMacBookからばっさりFWを切り落とした。
仕方ないからUSB接続を試すかということだったのだが今回ひどい目にあった。

帰ってきて画像を取り込もうとしたら、撮影したはずの絵が記録されていない。
大変なことである。どうやらハードディスクの機嫌が悪いらしい。
記録されていないのではなく、取り出せないようだ。
やっぱり昔ながらの方が良かったなと思いつつ対策を考えている。


映画: My Sister's Keeper

2009-12-18 12:04:02 | 日記
ついに、「私の中のあなた」を見てしまった。
原作とは別物だよと聞いていたので、心して観賞した。

原作で一番気に入っていた部分はジュリアの過去にまつわる話だったが、映画にはジュリアが登場しない。従って、里中満智子的献身愛も省略されてしまった。さらに、ジェシーの悩みと葛藤も全て割愛。様々な形をとっている愛を考えさせられた原作だったが、映画ではわかりやすく家族愛だけを取り上げている。

家族内の軋轢についても、ジェシーやアンナの関わっていた問題が全て病気に関することに集約されている。テーマもすげ替えていることからして、どうやら、理解されやすい題材で思いっきり泣ける映画を作ろうという魂胆だったらしい。その影響か結末まで全く異なったものとなっている。

さて、この改変をどう思うかである。
結論から言うと、この映画で伝えたいことと原作が語っていることは違うと意識すれば、良くできた作品だと思える。俳優達の演技も不自然なところはなく十分楽しめる。ただ、表面的で軽くなってしまったのは仕方ないか。

一つだけいただけないのは、キャンベルが仕事を引き受けた理由を台詞で説明しているところ。
蛇足というか、観客を見くびっているというか。
説明が無くとも十分伝わるが、もし補足するなら台詞でなく、キャンベルの苦悩という形で描写する方が上品だ。

感心したのは、原作者がここまでの改変を承諾した点。
テーマも、描写している葛藤も、登場人物も、そして結論も全く違う。
共通点を探すことの方が難しい。
原作の結末は読み終わった後も考えさせられるが、映画の場合完結している。
その点を著者自身の口から聞いてみたいものだ。
少し探してみようかな。