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日本語学校の運動会

2010-09-18 18:49:51 | 日記
今日は日本語学校で運動会があった。
幼稚園と小学校の合同という大所帯にもかかわらず全競技を4時間くらいで終わらせる。
大変な苦労があるものと推察する。

幼稚園のお遊戯を見ていて些細なことに気付いた。
ちょっとしたことだが、その意味は大きい。
園児達は校長先生をはじめとする学校関係者の方に向かって踊っている。
保護者達のいる反対側には背を向けた格好だ。

アメリカの現地校ではあり得ない。
どの学年でも、子供の成長ぶりを保護者に見せるのが目的だからだ。
学校でみんな一生懸命に準備をする。
保護者は寄付金集め等で協力をするが演技の内容にはタッチしない。
学校の関係者は裏方に徹する。

一方、日本語学校ではボランティアの保護者達が裏方を務める。
そして先生達が演技を指導するものの、実際の演奏・演技は学校関係者に向かって行う。
日米の意識の差が如実に表されている。

本来、運動会は子供達が楽しめればそれで良いのだが、親にとっては子供の成長ぶりを楽しめる絶好の機会である。
どうして学校の先生達が特等席に座るのだろう。
日本の、特に文部省から派遣された先生は偉いのかも知れないが、教育者として少し考えがずれていると思う。
少なくとも自分がホストなら、きっとお客さんを一番としてもてなすだろう。

些細なことから日米の意識の違いを見た運動会だった。