ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

オペラ座の怪人(ジョエル・シューマッカー監督)

2008-01-03 | Weblog
ストーリー;アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽にのせてオペラ座の怪人をある程度忠実に映画化。1919年のパリ、ポスターの風景から物語は始まる。「花」と女性のメタファーがいかんなく活用された古典的映像と物語‥
出演;ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム 、パトリック・ウィルソン
コメント;ジョエル・シューマッカーの映画はとにかく面白い。「フラットライナーズ」などやや不満が残る作品もあるが、それを差し引いてもトータルでは面白い。
 とはいえこの作品いろいろややこしい実験がなされていることはいるが、ダンスシーンやアンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽などに徹してみていけばやはり面白いことには変わりがない。もっともこの作品はやはり舞台でいたいものだが。「オペラ座の怪人」自体は映画化されたものを2作品をすでにみていたが、この作品が一番オペラといった特色を全面に打ち出していると思う。衣装は「エリザベス」のアレキサンドラ・バーンが担当。1919年のパリがモノクロームで1870年代がカラーでしかも音楽もきらびやかである。この原作は1986年の英国ロンドンが初演というからそれほど歴史がないのだが愛されている理由は「美女と野獣」以来の人間の本能に訴える何かがあるということだろうか。オペラ座自体は1876年ガストン・ガルニエがナポレオン3世の命を受けて建築したものだが、原作はなぜかそれより古い1868年らしい。19世紀のパリは輝く都市伝説を生み出したが、それがまた21世紀の日本でも愛される不思議。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿