ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ダ・ヴィンチ・コード(ロン・ハワード監督)

2008-01-16 | Weblog
ストーリー;奇怪な死を遂げたルーブル美術館館長のソニエール。おりしもパリでソニエールと会うはずだったハーバード大学宗教象徴学の権威ロバート・ラングトンは、ベズ・ファーシュ警部の取調べをルーブル美術館で受ける。そしてそこで知り合った暗号解読官ソフィー・ヌブーとルーブル美術館を抜け出し、ソニエールが残した暗号をもとに「モナ・リザ」にたどり着く…。
 その一方、サンシュルピス教会ではシラスによる「キー・ストーン」の探索がおこなわれようとしていた…。
出演;トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ
コメント;原作で読んだ「シリスのベルト」。実際にどう使うのかは、写真をみてもわからなかったがシラス役のポール・ベタニーが「苦痛は善だ」とする「教義」を演技でみせてくれる。ルーブル美術館の内装も本当にルーブルで撮影されたとあって見事。粗筋はかなり原作に忠実にできているのだが、この映画ばかりはおそらく原作でストーリーをしっている観客向けにロン・ハワードが、「イメージをふくらませてあげよう」として映像に趣向をこらしたに違いない。とてつもない記憶力をもつラングトンが言葉の海からアナグラムを解き明かす様子などは「ビューティフル・マインド」をおもわせる映像の演出。夜のサンシュツピス教会で繰り広げられる惨劇と奇妙な宗教的敬虔さ。「ローズ・ライン」が描く映画を全編通じての「直線のイメージ」。そしてラストではめくるめくようなピラミッドの頂点から奥底まで、そしてまた反対側の頂点へと幾何学的なコントラストを描いてカメラが踊る。映画の美しさと原作の「面白さ」が絶妙な「コントラスト」で見ていて飽きる箇所がない…。

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