ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

インファナル・アフェア(アンドリュー・ラウ アラン・マック監督)

2008-01-05 | Weblog
ストーリー;香港警察の2002年。10年前に香港マフィアから香港警察に送り込まれたスパイと香港警察からマフィアに送り込まれたスパイ。麻薬取引売買の失敗から双方がスパイの存在にきづき、探りあいが始まる‥。
出演;アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン
コメント;ブルーを基本に置いた画面が美しく、なぜかいつも待ち合わせ場所がビルの屋上という設定も心地よい。ところどころハリウッド映画の模倣もみえるがそれをまた独自の解釈で映画に取り込んでいるところも面白い。ブラッド・ピット主演でリメイクされるらしいのだが、これはこのままのほうがいいのではないか、などともおもったりする。トニー・レオンがとにかくすばらしく、髭を生やしつつも童顔という欠点を気軽に難しい役を演じているように見える。
 エレベータが下がりつつ銃撃音がする場面は「グロリア」を思い出したし、エレベータの外で警官が集結している場面は「羊たちの沈黙」を思い出す。またエレベータにいきなり「手」が入ってくるあたりのタイミングはまるで「デイ オブ ザ リビング デッド」ととにかく過去の種々の映画のエッセンスを見事に取り込み、独自に再編集した美学。夕陽の逆光で画面に照らし出される斜めに傾いた車両と黒い影のトニー・レオンはまるで美術品のようである。

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