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 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

ラブソングができるまで(マーク・ローレンス監督)

2008-04-15 | Weblog
評価:☆☆☆
キャスト:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、ヘイリー・ベネット、キャンベル・スコット
コメント:映画ののっけから毒のある台詞が飛び交う。「80年代の元スター」の例として、REOスピドワゴン、ティファニー、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、リッキー・マーティン、スパイス・ガールズ、デビー・ギブソン、ビリー・アイドル、リッキー・マーティン、といった固有名詞がばんばんでてくる。ビリー・アイドルはかなりかっこよかったが、最初の1曲以外は確かに私もよく知らないまま消えてしまったが、それはアメリカでも英国でも同じことだったのだなあ…。この映画のモデルは「ワム」という話も聞いたが、確かにワムに共通する点もあるが80年代のポップス系統のアーチストにはある程度全部共通する話ではなかろうか。1987年卒業生の同窓会でコンサートを開く光景が妙に生々しく、実際にアメリカのハイスクールあたりだと、80年代の同窓会にポップス系のアーチストをよんでコンサートを開くぐらいは確かにやりそうだ…。「ゆきづまったら気分転換」といったような作品を作り上げていく葛藤みたいなものも伝わってきて、苦々しい「笑い」がだんだん見ているうちに「爽やかな笑い」に変化していくのが不思議。スヌーピーの公式パークでもあるナッツベリー遊園地でのコンサートのシーンもあるのだが、さすが著作権にうるさいだけのことはあり、画面にはスヌーピー関係のキャラクターがでてこないのが興味深い。主人公役のヒュー・グラントのマンションにはボールドウィンのピアノが置いてあり、主人公は音楽に対する愛着を失っていないことを暗示しているかのようだ。最後はマディソン・スクエア・ガーデンまで登場するのだが、ちょっとした観光気分にもひたれるロケーションになっている。ヒュー・グラントがどこまで本気なのかぼけているのか、わからなくなるほど「アレックス」になりきっているという見方もできる映画で、英国俳優の中でもかなり「妙なハンサム男優」としてのポジションをこの映画でさらに確立しそう。ハリウッドの役者とはまたぜんぜん異なる「笑い」を誘う演技ぶりで、それがまたこの映画の面白さ。
ストーリー:1980年代に「POP」というグループで人気を博した5人。とりわけボーカルを主に担当していたコリンとアレックスの人気はダントツだったが、コリンの突然の脱退とソロデビュー。そしてアレックスもソロで歌い始めるが人気は次第に下降し、ポップブームから15年が経過した2005年には過去の芸能人として遊園地や同窓会などの巡業で生計をたてる日々が続く。そこで現在人気ナンバー1の「セクシー・ブッディスト」のコーラから「愛に戻る道」というタイトルでの作曲のオファーが…。メロディ作りにはある程度の自信をもっていたアレックスだったが、歌詞にはまったく自信がない。そこへ英文学を専攻したソフィーがあらわれ、二人でわずか6日間足らずの間にラブソングを作曲することになり…。


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