ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

世にも不幸せな物語(ブラッド・シルバーリング監督)

2008-01-09 | Weblog
ストーリー ;ボーボワール姉弟は突然火事で両親をなくし、後見人に引き取られる。しかしその後見人の目的は莫大な遺産だった。さまざまな不幸を三人が力をあわせて乗り切る。そして…。
出演 ;ジム・キャリー、ジュード・ロウ、メリル・ストリープ
コメント;最初の画面からパラマウントの「ニッケルオデオン」というスチールが。懐かしい感じがして面白いが最初はともかくラストに向かうにつれて製作者の「遊び」がだんだん高じていく様子が伺えて面白い。通常は最初にお金をかけるのに…。クレジットエンディングでは紙芝居のようなタイトルロールが画面に展開して非常に楽しい。ニッケルオデオンはもともと映画の黎明期にニッケル(5セント)で映画を楽しんでいた時代の呼称。巨大な「目」のモニュメントは明らかにフリーメーソンのものだが、最初から観客は不幸な家族の物語を「覗く」ということになる。一種のキネトスコープのような画面になるわけで、これがまた見ていて楽しい。汽車が車に迫ってくるシーンなどもリュミエール兄弟思い出して楽しいし、主人公たちの活躍はバスター・キートンのようだ。汽車物っていえば「大列車強盗」以来の伝統だし。長女の「発明好き」という発想はエジソンのもじりのようにも思える。


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