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ワールド・オブ・ライズ(リドリー・スコット監督)

2009-06-14 | Weblog
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラファニ

評価:☆☆

コメント:リドリー・スコットとトニー・スコット。兄弟で比較してみてもリドリー・スコット監督の作品のほうが面白い。
 リドリー・スコットは「マッチスティックメン」で「嘘」を、そして「キングダム」でイスラムとキリスト教徒ととのエルサレムの攻防を描いた。過去の作品の流れからして、現代に設定をうつして、さらにテーマを「嘘」とするのは当然の流れかもしれない。
 ヨルダン情報局がたびたび登場するが、イスラエルと国境を接し、パレスチナ難民が多い地域。映画の中でもレオナルド・ディカプリオがパレスチナ難民地区でお茶を飲むシーンがあるが確かにここにアメリカ人が座っていると映画を見ている自分まで針のむしろのような気がしてくる。
 映画の中ではサウジアラビア情報局とヨルダン情報局は密接に連絡をとっているがラングレーとはあまり正確な情報のやりとりをしないように描写されている。アメリカ支配をおそれるサウジアラビアとヨルダンの警戒心をイメージさせているようだ。
 映画の出来としては今一つで、特にラッセル・クロウの演技が非常に大仰でみていると辛い。その点、マーティン・スコセッシ監督の作品に連続して出演したせいか初期の「タイタニック」とは大幅に変貌を遂げたレオナルド・ディカプリオのしみじみした演技が光る。

ストーリー:英国マンチェスターでイラク戦争を巡るテロが発生。CIA中東専門の工作員ロジャー・フェリスは、バージニア州ラングレーのエド・ホフマンの指示を受け、テロはアル・サリーム派によるものと断定。その拠点を捜索するが、なかなかリーダーの影が見えない。CIAの情報力だけでは限界があるとみたロジャー・フェリスはヨルダン情報局本部(GID)の力を借りることにしたがGIDとCIAの関係がうまくいかない。デジタルな連絡よりもアナログな連絡網を駆使するテロ組織に対抗するため、GID、CIAそしてロジャーはそれぞれに計画を立案し実行していくが…。

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