ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

踊る大捜査線2(本広克行)

2007-11-24 | Weblog
ストーリー; お台場に殺人事件が連続して発生。犯行動機に関連性がなく遺留物が多い割には犯人像がつかめない。女性の指揮官として沖田が任命され湾岸署に警察庁から乗り込んでくるが‥
出演 ;織田裕二 ,深津絵里 ,いかりや長介
「踊る大捜査線」の「1」については劇場公開で見ていた。実はそのときにはあまり感心できず、「現場の声を聞け~」という悲痛な声のみが、広い劇場にコダマしており、ハリウッド映画からの「ぱくり」があまりにも目だったため白けていた‥というのが本心だ。「2」がかなりの観客動員数を記録したと聞いても見る気持ちはほとんどわかなかったが、いざみてみると相当に面白い。役者の演技もかなりのものだし、脚本の完成度もかなりのハイレベル。深津絵里、水野美紀、真矢みきといった女優の演技もそれぞれの特色がでている上にそれぞれの美しさが画面に映える。織田裕二、北村総一郎、佐戸井健太、いかりや長輔、小泉孝太郎といった男優もいい味がでているし、冒頭にワンアクション置くところがまた観客を楽しませようという心意気でなんともうれしい。官僚主義も実際にはもっと狡猾におこなわれる筈だが、だいたいそうした切り口もこれまであまりみられなかった刑事ものなのだろう。等身大の「組織」として人気がわいた理由もうなづける。
 おそらく現実のお台場に行った人にはもっと興味が湧く映画なのだろう。ユースケ・サンタマリアが静かにつぶやく「この街はまだ進化し続けているんです」という台詞には江戸時代から海にせりだしていった土地の流れを見事に表現している。面白いという意味ではやはり日本映画では最高ランク。すばらしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿