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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ヤシガニの「挟む力」

2017-01-11 08:30:21 | 研究
沖縄県内の樹林などに生息するヤシガニのはさみの力が、推計で最大約340キロに及び、カニやエビなどの甲殻類では「最強」となることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。ライオンが物をかむ力(約300キロ)に匹敵する強さで、物を挟む力としては地上の生物で最強クラスになるそうです。ヤシガニがヤシの実を割るほどの力があることは知られていたそうですが、はさみの威力が実測値などで明らかになるのは今回が初めてだそうです。研究成果はPLOS ONEに掲載されたそうです。体重33グラムから2120グラムの個体29匹を対象にはさみの力を機器で測定。いずれの個体も、威力はおおよそ体重の90倍近い力に。これまでには体重4キロ級の個体も発見されており、調査で判明した「90倍近く」の法則からはさみの威力を推計すると約337キロに及ぶそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161230-OYT1T50141.html?from=ycont_top_txt

謎の電波バーストの発生源

2017-01-10 08:30:17 | 研究
宇宙のかなたから飛来する謎の電波の正確な発生源を初めて突き止めたとの研究結果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。「高速電波バースト(FRB)」と呼ばれるこの現象が発見されたのは、わずか10年前。2016年に米国New Mexico州にある望遠鏡で観測されたFRBは、地球から約30億光年の距離にある小型の銀河(わい小銀河)から発せられた可能性が高いというのです。人の目には見えないフラッシュ現象である高速電波バーストは、ほんの一瞬の現象で、1000分の1秒間に放射するエネルギー量は、太陽放射の1万年分に匹敵するそうです。電磁スペクトルで最も波長が長い側の電磁波の、これほど高エネルギーのうねりを引き起こしているものの正体をめぐっては、今なお激しい議論が続いているそうです。今回の発見によって、この問題がすぐに解決されるわけではないそうですが、これまでに候補に挙がっていた説のいくつかは決定的に排除されるそうです。FRBは2007年以降に18回記録されているそうですが、2012年に米自治領Puerto RicoにあるArecibo Observatoryで観測され、「FRB 121102」と命名された1例のみ、複数回の再発が確認されていたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3113140

巨匠の筆遣いに神経疾患の兆候

2017-01-09 08:30:22 | 研究
絵画界の巨匠であるSalvador DaliやWillem de Kooningら神経変性疾患を患っていたことで知られる画家の作品を分析した結果、筆遣いの変化を病気の早期診断に役立てられる可能性があることが分かったとの研究結果がNeuropsychologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、パーキンソン病を患っていたスペイン出身のダリやカナダ先住民画家Norval Morrisseau、アルツハイマー病を患っていたオランダ出身のデ・クーニングや米画家James Brooksの作品を含む絵画2029点を分析。比較対象として、これらの疾患がなかったとされるMarc ChagallやPablo Picasso、Claude Monetの作品も加え、絵画の真贋鑑定でのパターン分析に使用されるフラクタル解析を用いて作品の相対的複雑性を計測。分析の結果、デ・クーニングとBrooksについては、アルツハイマー病と診断されるずっと前の40歳前後で複雑性の明らかな低下が認められたそうです。デ・クーニングが正式な診断を受けたのは85歳を迎えた1989年、Brooksは79歳の時だったそうです。DliとMorrisseauについては、複雑さを示す「フラクタル次元」が中年期に増加した後、50歳代後半に減少していたそうです。Daliは76歳で右手に重度の震えが出始め、薬物が原因のパーキンソン病と診断。Morrisseauが同病の診断を受けたのは65歳。一方、Chagall、Monet、Picassoでは、老年期に入ってからも複雑性が高まっていたそうです。認知症の場合、人々は記憶力の低下を気にするが、今回の研究結果から、記憶力低下が起きるずっと以前から何かが起きていることが示されたということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3112780

スマホを使って肌水分を測定

2017-01-08 08:30:05 | 研究
「カネボウ化粧品」は2017年1月10日から3月31日の期間中、スマートフォンのイヤホンジャックに装着する「肌水分センサー」を、モニター登録者に無料で配布するそうです(AFPBB NEWS)。「肌水分センサー」は、自分の肌の状態を知るためのデバイスとのこと。iOSおよびAndroid用アプリ「スマイルコネクト」の測定画面を起動してから、顔や全身の肌に当てて測定。日々の水分量測定結果をグラフ化して記録することができ、肌のうるおい状態の変化を知ることができるそうです。iPhone7などのイヤホンジャックがない機種でも、変換アダプター経由で利用することが可能とのこと。「スマイルコネクト」では水分量の測定機能だけでなく、さまざまな美容情報も配信するそうで、季節に合わせたスキンケア、メイクアップ情報、登録したブランドの新製品の情報などを提供するそうです。「肌水分センサー」配布場所は、総合スーパーや百貨店など、カネボウ店頭顧客システムが設置されている店舗とのこと。「スマイルコネクト」アプリの“マイカード”を、カネボウの化粧品コーナーで肌測定を実施後に店舗に登録し、「みんなのうるおい」モニターに参加するとセンサーが無料で提供されるそうです。実施店舗やモニターの条件などの詳細は、カネボウ化粧品公式サイトにて確認できるそうです。毎日使うスマートフォンが肌水分測定器に変身するという業界初の画期的なアイテムとのこと。
■アプリ概要
・スマイルコネクト
対象OS:iOS8以上、Android4.3以上
価格:無料
提供地域:日本
アプリストア:App Store、Google Play Store
開発協力:株式会社NTTドコモ

■肌水分センサーの配布
対象店舗:全国の百貨店・ 総合スーパー等のカネボウ店頭顧客システム設置店
モニター期間:2017年1月10日~2017年3月31日
モニター応募条件:
・店頭で「みんなのうるおい」モニターに同意の上、モニター登録。「スマイルコネクト」アプリをスマートフォンにダウンロードし、店頭にて肌測定後アプリ内のマイカードを店舗に登録する。
・肌水分センサーで週1回以上3ケ月間、測定にご協力頂ける方
※対象期間によりモニター条件が異なる

■関連情報
・スマイルコネクト紹介ページ: http://ap.kanebocos.net
http://www.afpbb.com/articles/-/3111492

ストラディバリウスの音の違いは・・・・・

2017-01-07 08:30:23 | 研究
8世紀前半に作られたバイオリンの名器「ストラディバリウス」に使われた木材は、防虫目的の化学物質が染みこむなど、現代の楽器の材質とは異なるとする研究成果がPNASに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。水分の含有量が約25%少ないこともわかったそうで、こうした違いが、音色の違いに結びついている可能性があるということです。研究では、ストラディバリウスのバイオリン2丁とチェロ2丁で、修理の際に削った木片などを詳細に分析し、現代の楽器に使われる木材と比較。その結果、ストラディバリウスには銅や亜鉛、アルミなどの成分が含まれていることがわかったそうです。現代の木材には含まれず、当時の木材業者が防虫や腐敗防止のために下処理したとみられるということです。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161227-OYT1T50063.html?from=ytop_main4

鳥のくちばし形成

2017-01-06 08:30:05 | 研究
幼体から成体に成長すると歯を失う、現在知られている限りで初の恐竜種を発見したとの研究論文がCurrent Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。鳥にくちばしがある理由の説明となる可能性のある発見だそうです。今回の研究は、リムサウルス(学名:Limusaurus inextricabilis)として知られる小型できゃしゃな恐竜の化石に基づいているそうです。リムサウルスは、現生鳥類の祖先である獣脚類恐竜の仲間だそうです。リムサウルスは、肉食の幼体から、植物を常食としたと考えられるくちばしを持つ成体に変態した可能性が高いというのです。若い個体の歯のある顎が、発達段階でより成熟した個体の完全に歯のない、くちばし状の顎に変化すると考えられるようです。現代の魚や両生類では、こうした歯の喪失が広く見られるそうです。くちばしを持つ哺乳類のカモノハシも同様に歯を失うそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3112278

世界初のソーラーパネル道路

2017-01-05 08:30:24 | 研究
フランス北西部Normandy地方の小さな町Tourouvreに先月、世界初のソーラーパネルを敷き詰めた道路が開通したそうです(AFPBB NEWS)。長さ1キロのこの道路による発電で、同市の街灯の電力を十分まかなえるということです。敷き詰められたのは、樹脂加工が施されたソーラーパネルで、計2800平方メートルの面積を覆い、地元の送電網と接続されているそうです。1日の平均交通量は車両約2000台で、パネルの耐久性がテストされるそうです。理論的にはフランスは国内の既存道路数百万キロのうち4分の1だけをソーラーパネルで覆えば、他国に依存しないエネルギー自給国になれるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3112296

口内洗浄液で「淋病」を抑制できる可能性

2017-01-04 08:30:02 | 研究
抗生物質が登場する以前の19世紀、口内洗浄液(マウスウォッシュ)の「Listerine」は、淋菌感染症(淋病)治療薬として販売されていたそうです。それから100年以上を経て、その宣伝文句が本当である可能性があるとの研究結果がSexually Transmitted Infectionsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。Listerineは、実験室のペトリ皿内の淋菌(学名:Neisseria gonorrhoeae)と、感染者の喉に存在する淋菌をどちらも殺したというのです。つまり、このマウスウォッシュで毎日、口をすすぎ、うがいをすることが、性感染症の淋病を予防、抑制するための安価で簡単な方法である可能性があることだということのようです。

https://www.facebook.com/JSASEM/

海氷の下に広がる色鮮やかな世界

2017-01-03 08:30:11 | 研究
南極の海中で、ココナッツの形をした海綿動物やタンポポのような環形動物、ピンク色の藻、クモのようなヒトデなどの生物が生息しているのが撮影され、南極の海氷の下に色彩豊かな世界が広がっていることが分かったそうです(AFPBB NEWS)。オーストラリア南極局(AAD)の科学者らはカメラが取り付けられた遠隔操作の水中探査機を使い、豪南極観測基地であるケーシー基地(Casey Station)近くの海氷に開けた小さな穴から、海水の酸性度や酸素濃度、塩分濃度、温度を調査。これらの生物が生息している海の水温は一年を通してマイナス1.5度で、そのうち10か月は厚さ1.5メートルの氷で覆われているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3112072

太陽面を横切る国際宇宙ステーション

2017-01-02 08:30:42 | 研究
米国California州Newbury Parkで、国際宇宙ステーション(ISS)が太陽面を秒速約8キロで通過する様子が撮影されたという写真が発表されていました(AFPBB NEWS)。米国航空宇宙局(NASA)が、コマ撮りされた画像の合成写真を公開したもののようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3112025