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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

モナリザの微笑

2017-03-23 08:30:44 | 研究
巨匠レオナルド・ダビンチの代表作「モナリザ(Mona Lisa)」が見せる有名なほほ笑みは、しばしば意味深長と評され、数世紀にわたり調査や議論の対象となってきたそうです。今回、モナリザの微笑を見た人々のほぼ全員が、明確な「喜び」の感情を読み取ったとの実験結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。実験では、作品を白黒にコピーし、モナリザの口角を上下に調整した画像を計8種類作成。うち4枚は原画より幸せそうな顔に、もう4枚は悲しそうな顔に変え、原画を加えた9枚の画像を12人の被験者に30回見せたそうです。そして被験者は各回、画像9枚を無作為な順序で見せられ、モナリザの表情が喜びと悲しみのどちらを表現しているのかとの質問に答えたそうです。その結果、被験者は97%の確率でダビンチの原画を喜びの表情として受け止めたというもの。次に、モナリザの原画と、口角を第1段階よりもさらに細かい単位で「悲しげ」に変えた画像8枚を使用。この実験でも、被験者は原画を喜びの表情と受け止めたそうです。だが一方で他の画像への認識に変化がみられ、第1段階よりも「表情が少し悲しげだと認識された」そうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3120972
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