健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

米国境の壁の影響

2017-02-21 08:30:00 | 研究
北米からメキシコの越冬地に移動したオオカバマダラ(学名:Danaus plexippus)の個体数が今季は4分の1減少したそうです(AFPBB NEWS)。また、トランプ米大統領が建設を計画しているメキシコ国境の壁が、カナダから長距離の渡りをするこのチョウに悪影響を及ぼす恐れがあるそうです。メキシコ当局によると、2016~17年の今季、オレンジと黒の羽を持つオオカバマダラはマツとモミの森林地帯2.91ヘクタールで見つかったが、これは前季の4.01ヘクタールと比べて27.4%縮小したそうです。ちなみに、このオオカバマダラの個体数は越冬するメキシコMexico州およびMichoacan州で見つかった森林の面積で推定するそうです。これは、昨年寒冷前線と雪が、オオカバマダラが越冬する中央山岳部の森林地帯の100ヘクタールを襲ったことによる影響のようです。さらに、オオカバマダラの生存はトランプ米大統領が3000キロメートルの国境に建設するとしている巨大な壁によって脅かされる恐れがあると警告。国境を越えて渡りをする際の自然の道しるべが障壁によって変えられてしまう恐れがあるというのです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117321
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