怒りっぽさや寛容さなど、人の性格の特徴と脳の形との間には関連性があるとする研究論文がSocial Cognitive and Affective Neuroscienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。関連性があると主張しているのは、脳の構造的な差異と主な性格の5因子だそうです。心理学者らはこれまでに、主な性格の5因子を説明する「ビッグファイブ」という考え方を提唱しているそうです。5つの因子には、神経症傾向(どれくらい気難しいか)、外向性(どれくらい積極的か)、開放性(寛容さ)、協調性(利他性の尺度)、誠実性(自己統制力の尺度)があるそうです。今回の研究では、22歳~36歳までの500人以上の脳スキャン画像を使って、灰白質としても知られる大脳皮質の差異を調べ、これら5因子との関連性を検討。具体的には、大脳皮質の厚みや表面積、しわの数といった対象とその組み合わせ。その結、神経症傾向が厚い大脳皮質と脳の狭い部分およびしわと、開放性は薄い大脳皮質、広い部分としわに関連が見出されたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3115376
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