ヤギが人の笑顔と不機嫌そうな表情の写真を見分け、笑顔の写真の方に積極的に近づくとした論文がRoyal Society Open Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、同一人物の写真2枚(1枚は幸せそうな笑顔、もう1枚は怒った表情を撮影したもの)を飼いならされたヤギ20頭に見せる実験を実施。ヤギたちは笑顔の写真に近づいて写真に鼻をこすりつける傾向が見られたというもの。論文は、この実験はヤギが人の感情を読めることを示す、初の証拠となるものだそうです。ヤギが写真を見て反応を示した時間の平均値は幸せそうな表情では1.4秒、怒った表情では0.9秒で、幸せそうな表情の方が50%ほど長かったそうです。家畜種が非常に洗練された知性を持っていて周囲の環境を解釈でき、人の表情に基づいて行動を決定している可能性があることを示唆しているとも。
http://www.afpbb.com/articles/-/3187656
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