海底に生息するサメの一種は、仲間のサメに見えるよう鮮やかな緑色の光を体から放つそうですが、この生物蛍光に関係する分子を特定したとの研究結果がいScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この分子は微生物感染を防止するなどその他の機能もあるそうです。研究では、ナヌカザメとクサリトラザメの2種類のサメに着目。この2種類のサメは体長が1メートルくらいで、海底に横たわっており、極めて用心深く、泳ぎがあまり上手ではない上、可視スペクトルの青端の光しか届かない水深30メートル以上の場所に生息しているそうです。この場所でサメにかまれて出血したら、その血は真っ黒に見えるそうです。サメの表皮が明暗2色になっていることに気付き、表皮から化学物質を抽出し調査。その結果、明色の部分にのみ存在する蛍光分子を発見。サメはこの分子の助けにより、青色光を吸収し緑色光を放つということです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3239859
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