世界は地球史上6回目の大量絶滅を迎えつつあり、これまでの約100倍のペースで生物種の消滅が進んでいるとした研究論文がScience Advancesに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この論文では、人類も早期に死滅する可能性があるとして警告しているそうです。地球では現在、6600万年前に恐竜が絶滅して以降、最も速いペースで生物種が失われているというのです。研究は脊椎動物など内骨格をもつ生物の記録や、化石などの歴史的データの解析に基づき、人類の活動が支配的になる以前の生物種の自然な消滅ペースと現在の消滅ペースを比較。地球の45億年の歴史の中で発生した事象を人類は正確に知り得ないため、自然計数率(バックグラウンド計数率)と呼ばれるこうした値を算出するのは難しいそうです。そのため、広く使用されている算出方法の倍の速度で過去の絶滅速度をあてはめたそうです。100年間で1万種の生物種のうち2種類の哺乳動物が絶滅するとすれば、前世紀の脊椎動物の平均消滅速度は、生物種の消滅に関する最も控えめな見積もりに依拠したとしても、人類の活動がなかった頃の最大114倍にあたるそうです。
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