米国の研究チームが、体内で拡散するがん細胞を捕捉する極小の体内埋め込み型医療機器(インプラント)を開発したことがNature Communicationsに発表したそうです(AFPBB NEWS)。一般的に「転移」と呼ばれるプロセスでは、最初に発生したがんの部位から細胞が移動して他の臓器でがんが発生。この発見の遅れによって、患者が命を落とすケースは少なくないそうです。血流に含まれる「血中循環腫瘍細胞(CTC)」の早期発見は、診断と救命治療を迅速化する可能性があるとされますが、CTCはごく少数単位で、多くの場合長期間にわたって血中を循環してから新たな部位に定着するため、発見することが非常に困難となっているそうです。今回はマウス実験によるものだそうですが、人への応用も不可能ではないそうです。
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