健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

健康食品の誇大広告

2010-12-05 07:41:56 | 日記
多くの人々が健康を求めている現代社会において、「健康」は非常に売り文句です。「健康になる」「健康にいい」というような表現を見たり聞いたりしない日はないと言ってもよいくらいです。その中でも、健康食品が人気ですね。食べたり飲んだりすることで健康になるあるいは病気が治る(あるいは症状が改善する)などなど。様々な効果をうたった食品があります。そして、こうした健康食品が世の中に氾濫しています。もちろん、効果のあるものも。でも、効果があると一口にいっても、その程度には大きな幅があることが予想されます。また、一部かもしれませんが、効果が不明なものもあります。さらに、極端なものでは、「誰でも必ず激ヤセ」「医者に行かずともガンが治る!」といった誇大な表現を使っているものまであります。消費者庁は今年6~8月にインターネット上の健康食品の広告について実態調査をし、誇大広告などを出している約300業者に「消費者を誤認させる恐れがある」として改善を求めたそうです。そして、12月から改善をしたかどうかの確認作業を進め、改善に応じない業者には、健康増進法に基づく勧告・業者名公表を検討するそうです。健康増進法は2003年の改正で、健康に絡む効果について虚偽・誇大な広告を禁じたそうですが、これまで厚生労働省や消費者庁の人手不足などもあって、勧告などの行政処分を発動していなかったそうです(YOMIURI ONLINE)。食品あるいは特定の栄養素で健康になるのであれば・・・・・。とにかく、まずは規則正しい生活と食事習慣。これが健康の基本でしょうか。
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