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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

慢性閉塞性肺疾患とぜんそくで360万人が死亡

2017-08-28 08:30:38 | 研究
慢性肺疾患のうち最も患者数が多い慢性閉塞性肺疾患(COPD)とぜんそくによって、2015年に世界で360万人が死亡していたとする報告が、The Lancet Respiratory Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。喫煙や環境汚染が主な原因とされるCOPDによる死者は約320万人で、ぜんそくによる死者が約40万人。COPDには肺気腫や気管支炎が含まれ、罹患すると呼吸が困難に。研究によると、罹患率はぜんそくの方がCOPDの2倍だが、死亡率はCOPDの方がぜんそくの8倍。どちらの疾患も治療はそれほど困難ではないが、診断を受けなかったり、誤診されたり、適切な治療がされていなかったりする患者が少なくないそうです。世界保健機関(WHO)によると2015年の世界全体の死因で、COPDは4番目に多いそうです。1位は心疾患で約900万件、2位が脳卒中で約600万件、3位が下気道感染で320万件超。この研究は、188か国を対象に1990~2015年の各国の罹患者数と死者数を分析したものだそうです。この間、COPDの罹患率と死亡率は減少していたそうですが、人口増加により死者数は12%増加。ぜんそくについては、罹患率は13%増加して患者数が3億58000万人に達したが、死者数は4分の1以上減少したそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3139491
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