健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ホッキョクグマが飢餓状態に

2018-02-12 08:30:16 | 研究
ホッキョクグマは現在、餌となる十分な数のアザラシを見つけられずに苦労しているとの研究論文がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ホッキョクグマの代謝が従来考えられていたよりはるかに速いため、この問題が地球温暖化の進行に伴ってさらに悪化する見通しだそうです。今回の研究では、北極圏のボーフォート海(Beaufort Sea)に生息するホッキョクグマの雌9頭を、通常は採餌行動が最も盛んになる春季に追跡観察。その結果、ホッキョクグマの代謝が従来の推定より1.6倍高いことが明らかに。観察対象のホッキョクグマ9頭のうち5頭は、8日~11日の間に体重が減少。これは5頭がその間、エネルギー必要量を満たすのに十分な数の獲物を捕獲できていなかったためだそうです。論文によると、うち4頭は体重が10%以上減少し、1頭は体脂肪量だけでなく、除脂肪筋肉量も減少していたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3160904?cx_position=6
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