健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

高齢者の救急患者は・・・・・

2014-10-30 08:30:32 | 研究
自宅や介護施設から救急病院に運ばれた高齢者のうち、1か月後に元の生活の場に戻れた人は約半数に過ぎず、ある程度回復しても約2割が救急病院にそのまま入院し続けていた、という調査結果を、東京都医師会救急委員会がまとめたということが先日報道されていました(YOMIURI ONLINE)。調査は、東京都指定2次救急医療機関254病院が対象。2012年10月の1週間に入院した救急患者の1か月後の状態をアンケートし、191病院から回答を得たそうです。この間の救急患者6083人のうち6割(3575人)が65歳以上とのこと。搬送前の生活場所別に分析すると、介護施設から搬送された高齢者354人のうち、介護施設に戻れたのは50%。23%が1か月後も救急病院で入院を継続。慢性期患者に対応する別の医療機関に転院した人は4%。死亡は11%。自宅から搬送された高齢者2400人のうち、自宅に戻れたのは57%。約17%が、そのまま入院を継続。別の医療機関に移ったのは7%。他の医療機関から搬送された高齢者490人では、22%が入院を継続し、退院して他の医療機関に移れたのは12%に。考えさせられます。
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