枕を日光浴させたり水着を陰干したりの間々。
こう寒さが続いたんじゃ出来ずじまいだった数日間。
たまたまベランダに出た夕方のこと。
” アラッ いたの? ”
洗濯物を取込み中のお隣さんが言う。
久しぶりならそう言われるのも珍しくない。
梅酒をもらって以来だ~
” この前梅酒ご馳走さまでした。”
なんの思惑もなくお礼を言った。
” あの容器じゃあまり入らなかったけど~
まだあるから飲む? ” と聞く。
断わるすべもない 厚かましさの極み!
空っぽの安~いワインボトルを差しだした!
赤子の腕を捩るような昨日であった。