地方紙の 「 花時計 」 欄に時々投稿している妹。
11/1に掲載されたそうで今回もここに転載いたします。
先日の 「 ばん茶せん茶 」 に掲載された◯◯さんの 「 秋晴れ 」 を拝読し
故郷の情景が走馬灯のように浮かんできました。
船越湾と山田湾の間にある沼を、いつも沼とだけ呼んでいましたが
今回 「 入江田沼 」 ということを知りました。
当時、中学生の私の通学路はこの沼を見ながらの登校でした。
氷が張る冬場は近道になり割れないかとソロリソロリ歩いたものです。
秋から初冬の枯れかけていくシダ、ススキなどの色合が
何とも言えない景色をつくり出す風情のある沼。
その頃、うれしいことにウナギが生息しているのでした。
どのようにして入手していたか定かではないですが
ウナギが手に入ると、父の手作り蒲焼が始まり、あの匂いに
こんな美味いものはない! と思うほどのごちそうでした。
毎年墓参りにしか足を運べないですが
震災のガレキ置き場と化していた沼の周りも1年1年変化し
あのガレキは何処へ消えたのかと行くたびに思います。
( 他県のご協力あっての処分と感謝しております。)
沼周辺の様変わりを見るにつけ全ての復興を願わずにはいられません。