フラボノイドは、かつてビタミンPと呼ばれていました。フラボノイドは、フルーツや花に鮮やかな色をつけている植物色素の総称のことをいい、すでに4000種類以上あることが知られています。
フラボノイドは、がん、脳卒中、心臓病などの生活習慣病の治療や予防に役立つと期待されています。ジュース、ハーブ、花粉や食物などに含まれているフラボノイドの効果は、多くの研究から支持されています。
フラボノイドの代表は、ルチン、ヘスペリジン、カテキン、アントシアニン、ポリフェノールなどです。ルチンはそばに、ヘスペリジンはオレンジやミカンに、カテキンはお茶に、アントシアニンはブドウの皮に、ポリフェノールは赤ワインやカカオ豆に多く含まれています。
フラボノイドには、強い抗酸化作用があるばかりでなく、ビタミンCやEが酸化によって分解されるのを防ぐ働きもあります。フラボノイドは、ビタミンCやEと併用するとより一層抗酸化作用が高まります。