ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸・偕楽園の梅のつぼみ(1)

2019-02-04 20:13:03 | 水戸

 偕楽園の梅の今を見てきました。2月1日で、120本の開花とありましたが、ところどころの木に数輪ずつ咲いているといった感じでした。(開花とはそういうことをいうようです。)ツボミはだいぶふくらんできているようですので、これからあたたかくなるにしたがって、急速に開花が進んでゆくのでしょう。以下は昨日撮ったツボミの様子です。

 

八重寒紅(ヤエカンコウ)
 [早咲き 濃い紅 八重]  もう咲いている花がいくつも見られました。濃い紅色は印象的です。

 

未開紅(ミカイコウ)
 [早咲き 紅色 八重]  開花の時に1~2弁、遅れて開くのでついた名前だそうです。

 

冬至(トウジ)
 [早咲き 白 一重]   咲きはじめの木も見られました。学名もtouziだそうです。

 

満月(マンゲツ)
 [早咲き 白 一重]  咲き始めの花の形がまるいので名付けられたようです。これなどはもう少しで開花といった感じでした。

 

虎の尾(トラノオ)
 [早咲き 白 八重]  昭和9年に選定された水戸六名木の一つだそうです。虎の尾の語源は分かっていないようです。ちなみに六名木は、烈公梅、江南所無、白難波、柳川枝垂、月影と虎の尾だそうです。

 

白難波(シロナニワ)
 [早咲き 白 八重]  江戸時代から、梅干し用として広く栽培されてきたようです。ほころんだときの薄い紅色が、開いてからも花の外側に残るそうです。

 

大盃(オオサカズキ)
 [中咲き 濃い紅色 一重]  紅色、一重の花は大きいそうで、それを盃に見立てたのでしょう。

 

塒出錦(トヤデノニシキ)
 [中咲き 紅色 八重] 「塒(とや)」は鳥の巣、鳥かごといった意味のようです。「錦」は若い枝に錦のような斑点ができることによるようです。

 

見驚(ケンキョウ)
 [中咲き 薄紅色 八重]  花の大きさに驚くといった名称のようです。花は薄紅から白になって行くそうです。

 

座論(ザロン)
 [中咲き 白 八重]  実が熟さないうちに落ちてゆく様子から、名称を、実りの無い空論の意味を持つ座論としたようです。

 

水心鏡(スイシンキョウ)
 [中咲き 白 八重]  江戸時代からの品種で、花は始め黄色っぽくて、白に変わってゆくそうです。

 

泰平(タイヘイ)
 [中咲き 白 一重]  この木では、咲いている花も見られました。

 

酈懸(テッケン)
 [中咲き 花弁退化]  ガクはあるものの、花弁がない珍しい梅だそうです。ツボミを見てもそうしたことは分かりませんでした。難しい字ですが、中国の山の名前から来ているようです。

 

春日野(カスガノ)
 [遅咲き 紅白咲き分け 八重]  1本の枝に紅白べつべつの花が咲いたり、しぼりになる花があったりするそうです。

 

白加賀(シロカガ)
 [遅咲き 白 一重]  江戸時代から栽培されている品種だそうで、梅干しによく使われるようです。

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