偕楽園の梅の今を見てきました。2月1日で、120本の開花とありましたが、ところどころの木に数輪ずつ咲いているといった感じでした。(開花とはそういうことをいうようです。)ツボミはだいぶふくらんできているようですので、これからあたたかくなるにしたがって、急速に開花が進んでゆくのでしょう。以下は昨日撮ったツボミの様子です。
八重寒紅(ヤエカンコウ)
[早咲き 濃い紅 八重] もう咲いている花がいくつも見られました。濃い紅色は印象的です。
未開紅(ミカイコウ)
[早咲き 紅色 八重] 開花の時に1~2弁、遅れて開くのでついた名前だそうです。
冬至(トウジ)
[早咲き 白 一重] 咲きはじめの木も見られました。学名もtouziだそうです。
満月(マンゲツ)
[早咲き 白 一重] 咲き始めの花の形がまるいので名付けられたようです。これなどはもう少しで開花といった感じでした。
虎の尾(トラノオ)
[早咲き 白 八重] 昭和9年に選定された水戸六名木の一つだそうです。虎の尾の語源は分かっていないようです。ちなみに六名木は、烈公梅、江南所無、白難波、柳川枝垂、月影と虎の尾だそうです。
白難波(シロナニワ)
[早咲き 白 八重] 江戸時代から、梅干し用として広く栽培されてきたようです。ほころんだときの薄い紅色が、開いてからも花の外側に残るそうです。
大盃(オオサカズキ)
[中咲き 濃い紅色 一重] 紅色、一重の花は大きいそうで、それを盃に見立てたのでしょう。
塒出錦(トヤデノニシキ)
[中咲き 紅色 八重] 「塒(とや)」は鳥の巣、鳥かごといった意味のようです。「錦」は若い枝に錦のような斑点ができることによるようです。
見驚(ケンキョウ)
[中咲き 薄紅色 八重] 花の大きさに驚くといった名称のようです。花は薄紅から白になって行くそうです。
座論(ザロン)
[中咲き 白 八重] 実が熟さないうちに落ちてゆく様子から、名称を、実りの無い空論の意味を持つ座論としたようです。
水心鏡(スイシンキョウ)
[中咲き 白 八重] 江戸時代からの品種で、花は始め黄色っぽくて、白に変わってゆくそうです。
泰平(タイヘイ)
[中咲き 白 一重] この木では、咲いている花も見られました。
酈懸(テッケン)
[中咲き 花弁退化] ガクはあるものの、花弁がない珍しい梅だそうです。ツボミを見てもそうしたことは分かりませんでした。難しい字ですが、中国の山の名前から来ているようです。
春日野(カスガノ)
[遅咲き 紅白咲き分け 八重] 1本の枝に紅白べつべつの花が咲いたり、しぼりになる花があったりするそうです。
白加賀(シロカガ)
[遅咲き 白 一重] 江戸時代から栽培されている品種だそうで、梅干しによく使われるようです。
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