市内に点在する、歴史的人物の銅像にある刀を集めてみました。脇指(わきざし)が多いようですが、古い儀式的な太刀(たち)をはいている頼房像もありました。
太刀は室町時代前期まで使われた、刃を下にしてさげるもの、刀は、室町時代中期以降に使われた、太刀より短めで、刃を上にして腰の帯に差したものだそうです。江戸時代になって、武士は大小の刀を差すように定められ、短い方を脇指というようです。それより小さいものを、短刀とか腰刀というようです。
徳川頼房(三の丸 36°22'22.4"N 140°28'53.5"Eあたり)
正装をして、太刀を帯から下げている形の像のようです。鐔(つば)が装飾的なようです。復元された柵町坂下門近くにあります。藩主については、「徳川頼房以降の水戸藩主」をごらん下さい。
徳川光圀(千波町 36°22'15.0"N 140°27'14.5"Eあたり)
市内にはたくさんの光圀像がありますが、これは千波湖西岸にある像です。脇指を帯にさしているようです。光圀像は、隠居後の姿ばかりのようです。
徳川斉昭(千波町 36°22'17.8"N 140°27'14.6"Eあたり)
上の光圀像の近くにある、斉昭・慶喜の親子像です。右側にある幼い慶喜像ともども脇指をさしているようです。
徳川慶喜(南町 36°22'39.7"N 140°28'00.6"Eあたり)
脇指のようです。南町3町目信号北側にあります。
安積澹泊(三の丸 36°22'29.5"N 140°28'47.5"Eあたり)
二の丸展示館の前あたりにあります。短そうですが、これも脇指なのでしょうか。
会沢正志斎(南町 36°22'37.1"N 140°28'07.1"Eあたり)
腰に脇指をさして、刀をたてているようです。会沢が開いた南街塾のあったという場所の、水戸FFセンタービル前にあります。
藤田東湖(梅香 36°22'21.8"N 140°28'11.6"Eあたり)
脇指です。右手に握っているのは何なのでしょう。この像は、東湖誕生の地にあります。
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