聖域である寺社やその周辺は、植物にとっても聖域であるようで、公園などとはだいぶ違ったいろいろな植物を見ることができるようです。以下はすべて常照寺とその周辺で見たひっつきむしです。
ダイコンソウ(常照寺池)(撮影9/4)
バラ科。根元の葉がアブラナ科のダイコンの葉に似ているので付いた名前だそうです。実のさきがカギ状に曲がっています。
ミズタマソウ(常照寺池)(撮影9/4)
アカバナ科。実の様子を水玉とみたようです。小さな実にびっしりとカギのある毛がついているのだそうです。
ヌスビトハギ(常照寺池)(撮影10/5)
マメ科。花はいかにもマメ科らしいかたちをしていますが、実もそう思えばキヌサヤのような平たい豆に似ているようにも思えます。実の表面に細かいカギが一面に並んでいるそうです。
イノコヅチ(常照寺池)(撮影10/5)
ヒユ科。茎にある節のふくらみがイノシシの子の膝頭に似ているという意味だそうです。ヒナタイノコヅチに対して、これはヒカゲイノコヅチともいわれるそうです。実の根元にある包葉という先の曲がったとげ型の葉がくっつくのだそうです。
ノブキ(常照寺北側)(撮影10/8)
キク科。同じキク科のフキに葉が似ているのでいわれたようです。実にはえた毛からネバネバの液がでてくっつくようです。