ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の馬頭観音(5)

2019-09-10 20:52:32 | 水戸
 今回は馬頭尊と刻まれた、年号のわかる石碑を選びました。水戸藩は神式にこだわってきたようですが、農村部では、馬頭尊の「尊」は、「みこと」と読む神式というよりは、仏式である「地蔵尊」などの「尊」を意識していたのでしょうか。たぶんそうだと思うのですが、それがわかるのには、もっと見て回らなければいけないようです。
 
 
 
 
中根寺(加倉井町595)
 寛政9年(1797)とあります。年号は珍しく草書で書かれています。上部の梵字は「かん」で、馬頭観世音菩薩をあらわしているそうです。
 
 
 

八坂神社(杉崎町818-1)
 文化3年(1806)とあります。神社脇にある石造物群を囲った建物の中にありました。
 
 
 

須賀神社(鯉淵町4705-1)
 文政12年(1829)とあります。となりは馬力神の石碑です。鳥居の近くにあります。
 
 
 

東組共同墓地(茨城交通桜川車庫(河和田町594-4)近く)
 天保13年(1842)とあります。河和田の下之内、東原、水久保という、たぶん3つの坪で建てた碑のようです。
 
 
 

岩根町
 昭和38年とあります。小路を那珂川方面に入ったところにありました。馬頭尊という石碑では、今のところ一番新しいものです。
コメント
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