寺社でよく見ることのある龍の彫刻ですが、寺社の色々なところにほどこされているようです。一番多い場所は寺社の向背のようですが、本殿、門などにもあります。
龍は神仏の守護だけでなく、防火や雨をつかさどる神の側面もあるようです。
本殿向背(春日神社本殿 赤尾関町661)
この本堂は建築当時から鞘堂の中に入っていたらしいそうで、保存状態は良好です。でも、お祭りのときしか見ることはできません。
本殿下部(天神社本殿 常照寺脇 元吉田)
建物側面の縁の下に龍の彫刻がほどこされています。
拝殿向背(中原不動尊 中原町786)
龍の周囲にある炎の赤がめだちます。龍は珠を持っています。
本堂向背(浄安寺 緑町1-13-22)
もともとはどうだったのかはわかりませんが、目の白色が印象的です。これも龍は珠を持っています。
山門(桂岸寺 松本町13-19)
ここは人気寺だったようで、全体的にはなやかさがあります。