心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

日常の出来事

2015-03-02 | 現在
突然、女の子が激痛に耐えるように苦しみだした


ここは建物の三階で医務室は一階




周りにはこどもしかいなくて


助けられそうな大人は私だけ




少し腰に不安を覚えたがそんなこと言ってる場合ではない


かっこよく颯爽としゃがみこんでみた


「おんぶするから、私に乗って」



腰に40キロほどの重みが突き刺ささる




立てない




周りのこどもたちが心配そうに不思議そうに私を見つめる


「ひょっとして、歳なの?」




若作りがばれたとバツの悪い思いで真っ赤になる


体制を立て直し、今度は中腰でトライ


何とか成功


三階から一階まで階段しかない




全身から聞こえるギシギシの悲鳴


よろよろ頼りない私の体と女の子に




「大丈夫だから」




何回も唱え続け


やっとたどり着いた医務室では


どちらが病人だかわからない状態だった




あれから三日も経つというのに


全身筋肉痛が治まらない




思い出すたび情けなさと恥ずかしさに


赤くなったり青くなったり




体を鍛えようと決心した


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