矢の管理
2023-10-31 | 日記
昨日昼前から微熱、ワクチン注射の副反応?
さいわい38度程度までいって、その後収まりました。
最初のころは39度近くまでになったので、少しは体も慣れたのかしら。
ワクチン注射もこれからは有料になるとか。打つ人はますます減るでしょうね。
日立支部のブログにあるうんちくの続き。
今回は矢について見解が述べられています。多少省略しました。
『弘法、筆を選ばずとありますが、吹矢の場合、矢を選び、「矢」について最適な管理が必要になります。
最近の矢の先端に取りつかれている金属部が大きくなっております。矢の長さは概略約20cm、最近の矢の重心は先端から5cm程度になっています。
それでは筒の中で矢はどんな動きをして飛び出して行くのでしようか?。
大変興味津々です。
ハイテク技術を用い高速カメラで動きを調べれば良いのですが、ここでは想像域で考えてみましょう。筒に入れられた矢は、筒が水平に維持されている場合、頭が重いので矢の先端は筒の底側に垂れ下がるようになります。
筒のお尻の部分は筒と同じ径程度に調整されているので、先端の垂れ下がりをを拘束している状態で定置されていることになります。
この状態で矢を吹くのですから、常に矢の先端は下側のベクトル力が作用し、矢のお尻の方でそれを阻止しているような摩擦が働いている状態を想像できます。
従って、この状態で吹きますので、筒内での矢は筒の壁面を回転しながら飛び出して行くのです。
(矢の先端が筒の底に接しながら飛び出すというのは、kroppy215さんが実験で確かめられています。ただ、矢の回転については疑問。一般には回転していないと言われていますが)
矢の筒内の平均移動速度を40m/s程度と仮定しますと0.03秒程度で筒から飛び出していることになります。
矢のお尻は微小ですが、壁面との摩擦で擦られていることになります。この点を考えると高段者は特に矢の調整に細心の気を配って管理していることが得点200点を得る技の一つと考えられます。
矢尻径の調整が必要になります。従来はその径を任意にカットすることができたのですが、最近では0.05mm間隔でカットできるカッターが売られています。新調した矢をどの径にカットすればよいのかの指針はなく、経験則で行っています。その径が小さくなると筒との摩擦が軽減するため吹く息の量も多くする必要があります。
矢尻の径を大きくすると、矢の調整(維持管理)が難しくなってきます。これは経験することですが、5本の矢を吹き終わって筒に触るとひと肌程度に温かく感じます。
これは「矢」だって温まり、それによって矢尻は膨張し少し太くなっています。矢の径が細くしておけばその影響を軽減できることはお分かりになるでしょう。
矢の径、筒内の表面粗さ、息の強さ、筒の水平度など、飛んでいく矢の飛行軌跡を変える要因になっております。
このような点を考えると、矢尻の径は許容なかぎり細くすることが矢の飛行軌跡が常に安定化させるために有効なのかもしれません。 』
このような点を考えると、矢尻の径は許容なかぎり細くすることが矢の飛行軌跡が常に安定化させるために有効なのかもしれません。 』
矢尻の径は細いほど飛行が安定するという考え方は昔も今も変わりません。
上の記述の矢の膨張ということからすると、夏と冬ではその径は微妙に変わっているのでしょうね。10本全部が同じ程度に変化しているのであれば、それほど気をつかうことでもないですが。