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お勧め2雑誌(2006.8.23(水))

2006年08月23日 01時00分00秒 | 雑誌
<水曜は雑誌の紹介>

  以下の2冊は私が楽しく購読しているもので、今週読んで、良いなぁ・覚えておきたいなぁと思った記事を抜粋してみました。お勧めな雑誌です。

<日経ビジネス(2006.8.21)>
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(1)特集の1つは「金融と移民が国を潤す」でシンガポール首相の「リー・シェンロン」とのインタビューです。P44。

 現在シンガポールで運用されている資産は米ドルで(3年前の約2倍)約5000億ドルになったとのことです。

 それは10年ほど前から金融業界、特に資産運用ビジネスの発展に力を入れてきた結果とのことです。

 規制を緩和し、金融制度の透明性を確保し、世界各国がアジアに投資する際の拠点、そしてアジアのお金を世界に投資する拠点となることを目指してきたとのことです。

 そしてシンガポールの強みは、言語が英語であること、場所がアジアであること、金融業界の人に住みやすい環境を提供できることとのことです。

 インサイダー取引で逮捕、起訴された村上ファンドの村上世彰被告が、問題が発覚する直前にシンガポールにオフィスを移したことが有名ですね。以下はシンガポールの概要と、シンガポール政府が実行するドライな政策です。

<シンガポールの概要>

歴史:1965年にマレーシアから独立
人口:424万人(1年以上在住の外国人を含む。東京23区の半分)
人種:主に3つの人種(中華系76%、マレー系14%、インド系8%)
面積:699平方キロメートル(東京23区とほぼ同じ)
1人当たり名目GDP:2万6706米ドル(2005年日本の約7割)


<シンガポール政府が実行するドライな政策>

・1億円規模の資金を投じた外国人に永住権
・国外から得た特定の収益は免税
・職種や能力で待遇に差をつける移民管理
・セーフティーネットを備えながら自助努力を促す社会保障制度



(2)介護の現場での使用を想定したロボットが次々と開発されているようで、既に一部の病院では、「ロボットスーツ」の導入が決まったようです。p100

 このロボットスーツを開発したのは、筑波大学大学院の山海嘉之教授で、補助的手足という意味の「HAL(Hybrid Assistive Limb)、ハル」http://sanlab.kz.tsukuba.ac.jp/HAL/index.htmlと呼ばれるようです。

 なんだか「2001年宇宙の旅」という映画に出てくるコンピュータと同じ名前です^_^;)

 HALの開発がスタートしたのは1992年で現在は5号機が完成しているとのことですが、HAL5号機は主に上腕と大腿の筋力をアシストすることで、重量物を持ち上げる動作や歩行する動作を手助けするとのことです。

 2~3kgの荷物を持ち上げる程度のわずかな力で、40kgまで持ち上げることができるようです。

 2006年8月7日にはHALを装着した人が身体障害者を背負って山登りに挑戦し話題となったようです。今後の高齢化社会に期待できそうです。




<週刊ダイヤモンド(2006.8.26)>
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(1)中堅マンション業者の康和地所http://www.kowajisyo.co.jp/が、マンション販売価格に占める土地代と建物建設費の公開に踏み切りました。

 これまでマンションの販売価格の内訳はブラックボックスになっており、業界初の試みのようです。

 きっかけは2005年末の耐震強度偽装事件で、康和地所の夏目康広社長は「お客さんは素人で何を目安にしたらいいのか、基準がない。他社と差別化を図る上でも、うちが建物にどれだけ費用をかけているか理解してもらいたかった」と訴えているようです。

 買い手にとっては、マンション購入の基準となって安心感・納得感を得ることができ、良い試みだと思います。p20


(2)2006年8月14日に、わずか2系統の切断が首都圏の大停電を引き起こした電力ケーブルですが、その市場に技術革新で殴り込みをかけるのが、住友電気工業が2006年7月に米国で実証実験を始めた「超電導ケーブル」http://www.sei.co.jp/super/cable/index.htmlです。

 1980年代から多くのメーカーが研究していましたが、製造上の問題をクリアして、他社に先駆けて製品化にこぎ着けたようです。

 仕組みは、セラミックを使った超電導線を液体窒素で冷却しながら電気を流すものです。

 効率性は、液体窒素の冷凍機を使うことを考慮しても送電の損失は従来品の約半分とのことで、極論ですが日本ですべてが超電導ケーブルになれば、原子力発電所が5基程度要らなくなる計算のようです。

 気になる価格は現行品の数倍になりそうですが、サイズは3~5分の1とコンパクトで新たにケーブル用のトンネルを掘らずに送電量を増やすことも可能のようです。

 また、現在の電力ケーブルが30~40年という寿命に対し、熱を発生しない超電導ケーブルは100~200年持つ可能性があるようです。今後の電力ケーブルの主役となりそうです。p22

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<今日の一言>
 2歳5ヶ月の息子は、体調が悪い時にはさすがに、大好きな電車には乗りたくないようです^_^;)今まではどんな時でも「電車に乗る?」というと「うん!」と答えていたのに、体調が悪いときは「イヤ」と答えていました・・・

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