よろず淡日

淡海の日夏で 今どきよろずや
古道具と駄菓子、地域のものなど

そこここ・・・展、終了しました

2013-12-10 | そこここ展(アトリエひこ)

東京・西荻窪のギャラリーブリキ星にて行いました「そこここ 遊通して ひとつ」展にご来場いただき、ありがとうございました。

また、ご協力くださいました皆さま、ほんとにお世話になりました。

中味の濃い9日間、得がたい時間でした。

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いつの間にか

2013-11-17 | そこここ展(アトリエひこ)

お菓子を食べてるなー、とか、部屋の中を歩き回ってたりして、

今日はノラナイのかなーと思っていると、

いつの間にか描いたり塗ったり捏ねたりして、

出来上がっているんです、金昌裕さんの作品は。

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姉と妹

2013-11-06 | そこここ展(アトリエひこ)

姉妹の心象風景、なのでしょうか。

久田奈津紀さんの「あず紗と奈津紀」です。

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「可能性の光」 その8

2013-10-26 | そこここ展(アトリエひこ)

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 近江(淡海)は、自分の通ってきた流れの元にある場であり、暮らしと自然が近い。山、川、湖が、街へ、海へと続き、自然の循環が端的に存る。縄文の時代から実に多様なものが流入し、厚い土壌を形成している。福祉の分野においても、近江学園から茗荷村へと献身的につなげていった人々、そしてそこで生まれた豊かな造形がある。自分には、施設や村を作る力などないし、道具屋をやりきる厳しさもない、何かに特化せずにいろいろとゆるやかに地域、人と、今までの流れ、その時々に即して自然体で行けたらいい。厚い土壌を丁寧に見、それに即せば根も芽も生まれると信じる。

 とても楽観は出来ないが、震災以降、本来性に向かおうとする胎動は、各々の心に、無数の場に芽生えてきているようにみえる。道具も、美術も、福祉も、教育も、科学技術も、労働も。アニメ、ゆるキャラ、アイドルなどなど・・・。万のもの、人がそんな流れの中に存り、力を湛えてはいるように思えます。

 大層な文章になってしまったが、私自身は未熟そのもの、たいしたことは出来そうにありません。今さら駆け引きも勝ち負けもしている余裕もない。だから人が勝手に集まって、よいつながりが生まれていくようなところであれば申し分ない。気楽に立ち寄れ、面白味があり、自分も生きてくる。自分が持ち合わせているものそのままで、輝きをもってくる、それが拡がりを持つ。そんなよろず屋があったらよいと思うだけだ。これまでの、そして今の有り難き流れと出会いを受けて、それらに一瞬々々生かされてやっていけたらと願う。

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最後までお付き合い下さって、

ほんとうにありがとうございました。

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「可能性の光」 その7

2013-10-26 | そこここ展(アトリエひこ)

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 道具やアトリエひこに限らず、実に様々な出会いを受けて今、自分はある。昭和三十五年に生まれ、育った大阪の街は、戦後の名残りから経済成長という流れが集積するエネルギーに溢れていた。子どもには、あらゆるものが新鮮で驚きの日々だった。路地裏、ヒーロー、新商品。それに年に2,3回訪れていた両親の里、彦根のはずれのよろず屋。藁葺き屋根、井戸、竈、五右衛門風呂、立派な仏壇と祖父の読経、ニワトリ、農業。その暮らしぶりに、幼いながら深いものを感じた。これらもずっと宝探しだったのかもしれません。

 そんな下地の上に十歳頃に出会った仏像にも、強い影響を受けた。興福寺宝物館の大きな陳列ケースの中に、無著、世親が並んで少し高めに立っていた。これは何だ!とてつもない。高校を出たら仏師になろうとして反対され、ならばその思いを整理しようと社会福祉を学んだ。大学では、魅力のある人、力のある人、誠実な人に会う。己の幹の細さを痛感し、皆が進む福祉の現場に心から入りきれないまま、人物の彫刻へと進んだ。学童保育をしたり、道具にはまったり、現代美術での幸いなる出会いもあったり、勤めは注文家具作りをして二十数年になるが、ずっとものと暮らしの間を右往左往しながらきたように思う。

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