小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-どちらが勝つか?

2008-04-04 19:07:14 | Weblog
3月31日で、ガソリンに係る暫定税率が廃止となり、4月1日より全国のスタンドでガソリン価格が平均で10.5円下がった。私の知り合いの「出光」と「ジョモ」の経営者も4月1日に25円下げるけれども5月1日からまた上げますと言っていた。多分この事の意味は、暫定税率が入っている高い仕入れのガソリンを下げて売り、損は出るけれど、暫定税率が復活する事が見込めるので、4月中に安いガソリンを仕入れておき、そのガソリンを値上げした価格で売るので、トータルで損はないだろうと言う事なのだろう。
つまり、暫定税率が復活する事は既成の事実となっている。
この事は、福田首相が、大勝負を掛けた首相官邸での記者会見の内容に由来する。
それは、道路財源の一般財源化は平成21年度からやるが、暫定税率は今年度から維持すると言う事で、皆びっくりしたように、誰にも相談無しに福田総理が自ら決定し、自民党内の道路族と一線を画したものとなっている。
小泉元首相が、道路公団民営化後に手を付けて断念した事が、福田首相の大変身により復活した格好だ。
確かに、私もガソリンは安い方がよいし、税金もない方がよい。しかし、自分の利益だけ自己主張しては国家体制や社会の秩序は保たない。2兆6千億円穴が空いた現状に鑑み、私たちもよく将来を見据える必要がある事を痛感している。
福田と小沢どちらが国民世論の全体に答えられるか、この二人これからが正念場となる。