現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

テレビ 買えず

2010-11-27 11:58:26 | 虚無僧日記
テレビ購入客が殺到=エコポイント半減直前、商戦が過熱―整理券で1時間以上待ちも(時事通信) - goo ニュース

わが家のテレビは、25年も前の小さなテレビ。
BSも見れない。もうテレビは ほとんど見ないのだが、
「坂の上の雲(BS再放送)」を見たく、家電量販店に
行ってみた。

「家電エコポイントが半減になる」とのことで、駆け込み
顧客が殺到。まだ買い換えていない人が、こんなに居たのか
と安心する。しかし、希望する安価な品は、2週間待ちで、
今 契約しても「エコポイント」が打ち止めになる可能性も
あるとの、店員の歯切れの悪い対応に、また買わずじまい。

時代の流れに 取り残される。虚無僧だから いいか。 


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11/26 虚無僧31日目

2010-11-27 10:07:54 | 虚無僧日記
11/26 昼は、大須観音の境内で虚無僧する。
平日の昼日中。サッパリ人がいない。お布施ゼロ。

夜は 名古屋駅。例年、JR高島屋ビルの壁面に
イルミネーションが飾られ、身動きできない状態
だったのだが、今年は、それが無い。

隣接する松坂屋のビルが解体されるので、混雑を
避けるためとか。

というわけで、人出は少ない。寒くなってきた
ので、皆 地下道を通る。上を歩く人も、足早に
去って行くから、虚無僧に立ち止まる人は、
ますます少ない。今日も、若いサラリーマン2人。
2人でも喜捨してくれたことに感謝。

ネットで「名古屋駅、虚無僧」で 検索してみた。
2件ヒットした。「名古屋駅で虚無僧を見た」
「地下道で虚無僧を見た。写真撮っておけば
よかった」というもの。

「虚無僧、画像」で検索すると、以前に、伊勢と、
名古屋城で撮られた写真がアップされていた。

今まで 200人ぐらいの人が、写メやデジカメで
撮ってくれただろうか。外国人がほとんどだが、
こうして、関心もってくれる人が居ると うれしい。


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三島事件 余話

2010-11-27 09:01:18 | 虚無僧日記
東京を離れて17年。東京に行く度に サマ変わり
している。

昨年、六本木の「ミッドタウン」に行ってきた。
「東京ミッドタウン」は、防衛庁があった場所。
江戸時代は、毛利藩邸だった。広大な敷地に
高層ビルが建ち、館内を案内してくれるガイドも
いる。そのガイドさんに「三島由紀夫」事件に
ついて聞いてみたら、「知らない」という。
あれから40年。彼女は 生まれてもいなかった
のだ。

市谷の駐屯地にも行ってきた。(事前予約して)。
三島由紀夫が演説したバルコニーが、縮小されて
記念館として保存されていた。

一般人が入るには、事前に申請が必要であり、
入口でのチェックも厳しい。三島由紀夫は、どう
やって入れたのか、疑問だった。

三島由紀夫は、「盾の会」を組織し、たびたび
自衛隊に体験入隊させていた。そのお礼の挨拶と
告げて、総監室に入り、益田兼利総監を縛りあげ、
軍刀を突きつけて、「自衛官を集めろ」と求めた。
と、報道はかなり暴力的だ。

これによって、益田総監は引責辞任に追い込まれ、
3年後に59歳で亡くなっている。あれから40年。

益田総監の長男の益田兼弘氏が、なんと、父親と
同じく「東部方面総監」を務め、今は退官され、
長野県佐久市在住。68歳。40年の歳月とは、そう
いうことか。

長男の兼弘氏が、初めて「父 兼利」のことを語
っている。

三島由紀夫が「盾の会」を率いて、自衛隊の体験
入隊をした時の 教育訓練担当部長が父だった。
仲は深まり、父の書棚に三島のサイン本が並んだ。
父は事件について多くを語ろうとしなかった。ただ、
『三島さん』と呼んで慕っている様子だった と。

そういうことだったのか。


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三島由紀夫割腹から 40年

2010-11-26 09:35:05 | 社会問題
三島由紀夫没後40年 憂国忌に1200人が参列(産経新聞) - goo ニュース

中日新聞 11/25 夕刊のコラム欄「夕歩道」の書き出し。
「40年前の11月25日の昼、(中略も) 大学の午後最初の
講義の最中、『三島割腹死』なんていうメモが、学生の
手から手へと受け渡されたりした」と。

私も、全く同じ経験をした。その時の教室、三田の古い
校舎。メモを渡してくれた友達の顔、今でも鮮明に記憶
している。そして「三島由紀夫の本は 将来 値上がりする
から」と 聞かされ、三島由紀夫の本を数冊買い込んだり
した。それらの本は、一度も読まずに、 東京の実家の
本棚で、埃をかぶっている。

70年安保闘争がようやく沈静化して、授業が再開された
頃だった。左翼の暴力革命を快く思っていなかった人々
には、三島由紀夫の義挙は、期待をもって受け止められ
たが、政府も、自衛隊も、マスコミも一斉に 三島を非難する
立場に廻った。三島の呼びかけに、自衛隊員は、こぞって
嘲笑とヤジを飛ばし、三島の声は届かない。30分の演説が
8分で終わった。あの虚しさ、義憤、哀れな最後だった。

翌年 4月、大学を卒業して、保険会社に就職。同期に
「盾の会」の会員だった者がおり、注目を集めた。

あれから40年。三島由紀夫の『憂国忌』は、マスコミは
ほとんど取り上げなかった。しかし、ネット右翼の間で
「自衛隊の軍隊化」「憲法改正」の機運が高まりつつ
ある今日、三島の再評価はあるのだろうか。

わが家の近くを廻っていたら、「三島記念館」という
看板を掲げた家があった。普通の個人の家だ。なんか
呼ばれた気もする。


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11/25 虚無僧30日目

2010-11-26 04:56:29 | 虚無僧日記
11/30 今日は木曜日だが、ものすごい人。
名鉄セブンの前では、若者2人の路上ライブに、
70人ほどが群れている。こんなに 集まって
いるのは 珍しい。

「宝クジ売り場」も長蛇の列。ここは、全国で
3番目に 当選者が多く出ているところ。名古屋
では、億万長者がすでに 300 人も居るらしい。

売り場の横には「賽銭箱」もあって、神頼みで
入れていく人も多いとか。
「虚無僧に布施したら、宝クジが当たった」と
いうような噂が広がらないかな?。

そして、交番前にも黒山の人だかり。数十人の
男女が押しかけている。一体何が?、

そんなこんなで、通路がふさがれ、ものすごい人。
これだけ人が多いと、完全に埋もれてしまって、
無視される。10時を過ぎて、ようやく人通りも減り、
中年のサラリーマンが4人、それにロシア人が1人
入れてくれた。

モスクワでは、ストリート・ミュージシャンや
物乞い が たくさんおり、私も、-8℃の中で 
尺八を吹いたら、30分ほどの間に 10人ほどの
人が 入れてくれた。そういう習慣が 身について
いるようだ。日本人より“ 慈善心 ”が 高い か。


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仮釈放まで 30年

2010-11-25 10:25:10 | 虚無僧日記
このところ、やたら凶悪事件が相次いでいるように
思える。もっとも、北朝鮮からの砲撃は最たるものだが。
「人一人殺せば、殺人者となり、2人殺せば死刑となる」
のに、北朝鮮の金さんは、先日の天安事件で46人、
今回の砲撃で3人の 49人も殺しているのに、国際機関は、
手も出せずか。なんということだ。

ところで、こちらは「毎日新聞のニユース」

「無期懲役刑の受刑者が、戦後最多の1772人に達した。
昨年、仮釈放が許可されたのは6人。平均の服役期間は
30年2カ月。

2000~2009年の10年では、930人が服役。
仮釈放は65人だけ。126人が獄死。終(つい)の棲家
となっている。

無期懲役受刑者の平均年齢は53歳。60代が最も多く
435人、70代が182人、80代も37人に上る。

『 刑 法』では、「無期刑は10年経過後に仮釈放できる」と
定められており。「死刑にさえならなければ、どうせ10年で
出てこれる」と 嘯いていた 犯罪者もいたが、現実には、
そうは問屋が下ろさない。早期の出所は 無いようだ。


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11/24 虚無僧29日目

2010-11-25 05:30:44 | 虚無僧日記
「言ったことも忘れ、言おうとしたことも忘れ、
忘れたことも忘れた」。( 「綾小路きみまろ」の
漫談から)

昨日一日、何をしていたか、思い出せない。
いよいよ始まったか“ 地方症 ”いや、 痴呆症。
昨晩は、深夜 12時過ぎ、家に着くなり、着物も
脱がずに、眠ってしまったのだ。

あ、思い出した。午前中は、数人のご婦人が 
わが家にみえ、高村さんから「アスペルガー」に
ついて、話を聞いたのだった。「アスペルガー」
なんてカタカナ語は苦手な私、「明日ベルが~」と
覚えた。

「天才と馬鹿は、紙一重」。『クレヨンしんちゃん』
なんか、アスペルガーの一つらしい。

「頭はいいが、字を書くことが苦手」、というように、
何かが欠落している人もいる。私もそうかも。暗譜が
できない。でも、考えてみれば、暗譜する努力をして
こなかった。苦手なら、人の何倍も吹いて 覚えれば
いいのだ。最近、いろんな曲が、譜面なしで スラスラ
吹けるようになってきた。やはり回数か。

昨晩は、虚無僧29日目。祭日の翌日だからか、
夜10時を過ぎても 人通りは増えず。もう帰ろうかと
思った時、一人の男性が、しばらく耳を傾けて聞いて
くださり、喜捨いただいた。ありがたいことです。
お一人の“み心”が、私を元気づけてくれたのですから。


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11/23 京都で「新内の会」に

2010-11-24 05:16:49 | 虚無僧日記
11/23 午後1時から、京都駅近くのリーガ
ロイヤルホテルで「富士松松園」さんの
新内の会。今年で13回目。私は、1年おきに
3度目の出席。毎年、100人ほどの来場者が
あり、すごいことだ。

演目は『一本刀土俵入り』と『婦系図、湯島の
白梅』。どちらも登場する女性の名が「お蔦(つた)」。
とは 気がつかなんだ。
新内は声域が広くないと歌えない。男性と女性の
二役を使い分け、それに、三味線二丁の掛け合い。
三者の意気が合って 心地よい。

食事の後、新内流し。最後に「相田みつお」の詩
『いいですか』と、『母を憶う和歌三題』の朗詠に
私が尺八伴奏を務めさせていただいた。

京都は近い。新幹線で1時間で帰ってこれる。
帰宅して、また夜6時半から8時まで、名古屋駅
前に立つ。今日で「虚無僧 連続 28日 」終了。


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11/23 京都黒谷会津藩墓地へ

2010-11-24 05:16:39 | 虚無僧日記
11/23 勤労感謝の日 
京都の 富士松松園 さんの 新内の会に招かれ、
京都まで行くからにはと、早朝7時の新幹線に
乗った。

すると、車内に JRの 「そうだ 京都へ行こう」の
観光案内ポスター。その写真が、なんと「黒谷の
金戒光明寺」だった。これはもう、“呼ばれた!”と
思った。

ここは、幕末に京都守護職を務めた会津藩の本陣と
なった所で、会津藩墓地に 352 柱 の 会津藩士が
眠る。わが家の先祖の墓もあるのだ。
今年も最後、行かねば と、西本願寺、東本願寺を
お参りして、黒谷に向かった。いつもは、観光客など
ほとんど いない寺だが、JRのポスターのおかげで、
ものすごい人と車。紅葉も、ポスター通りの 見ごろ。
今年の紅葉は、特に赤が濃い。

「会津藩墓地」で 尺八『手向』を吹き、置いてある
ノートに「平成の虚無僧一路参上」と記帳してきた。


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11/22 虚無僧27日目

2010-11-23 05:01:27 | 虚無僧日記
11/22 「いい夫婦の日」

ほぼ8割の男女が、相手に「満足」と答えているが、
シルバー世代となると、「生まれ変わっても、また
一緒になりたい」という男性8割。女性2割だそうだ。

「綾小路きみまろ」が描く夫婦の生態は抱腹絶倒。

「夫婦」は上から読んでも「ふうふ」、下から読んでも
「ふうふ」。上になり下になり、「フウフウ」言いながら
子作り、子育てに頑張ってきた。その挙句、長い老後。

若い時は、狭い部屋で何度も「チュ」したのよ。
あれから40年。「もう帰ってきたの!。チェッ」。
「チュがチェに変わった」。

久しぶりに夫婦で温泉旅行。温泉につかって「ああ
幸せ。お父さんありがとう」。その直後、一週間前に
入れた70万の入れ歯が、まっ茶色のお湯の中へ。
二人でもぐって探してもみつからない。「お父さん!
ああ こんなことに なるのなら、家に “ いれば ”
良かった。

「あなたも私も、入れ歯がなければ噛めないでしょ。
私たちは『かめん(仮面)夫婦』!」。


今日は一日雨。うっとおしいが、「きみまろ」のCDを
聞いて元気を出して、雨の中、名古屋駅へ。地下街を
ウロウロする。行きかう若いサラリーマンが 「お、
虚無僧だ」「めずらしい」と。地下街では お布施は
いただけない。今日は、人目に触れるだけでいい。
警備員が来ると、葺(ふ)ける(=逃げる)のだ。

今日の反省。裏がスポンジの雪駄は、雨で濡れた
床はツルツルすべって、氷の上を歩くよう。普段
気づかないが、意外とスロープが多い。大変だった。


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