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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

水森かおり

2009-11-15 20:27:45 | 虚無僧日記
「ご当地ソングの女王」水森かおり。「岐阜県出身」と聞いて
いたが、プロフィールでは「東京都出身」。だが所属事務所は
「長良プロダクション」。長良川と関係あるのかな?

実は、水森かおりの歌はよく知らない。タイトルだけは知って
いる。なぜか私が旅をしたことのある土地ばかりなのだ。

『釧路湿原』は私のCDに『鶴』を吹き込むために行った。
『鳥取砂丘』も、『風紋』の吹き込みのために行った。
『竜飛岬』も、丁度行った日に初雪で真っ白になった。その後
『五能線』を回って秋田の男鹿半島で「なまはげ」を観た。

『熊野古道』は一昨年、虚無僧で回った。『薩摩路』は昨年。
今年の夏は九州の帰途『尾道水道』へ立ち寄った。 

この冬は「ゼロの焦点」の舞台、金沢から能登半島を回って
みたいと思っている。『東尋坊』や金沢は過去に行っているが
『輪島朝市』はまだ見てない。

さてさて、次はどこかな? 私は47都道府県全部行った。通過
しただけの県もあるので、能登半島の次は三陸沖と山陰か。
旅先でご当地ソングが吹けたらいいな。水森さん、どんどん
作って歌ってちょ~よ。


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戦災傷害者連絡会

2009-11-15 18:45:27 | 虚無僧日記
11/15 「全国戦災傷害者連絡会」の集いに招かれた。

戦争で傷害を負われた方々の会。会長は杉山千佐子さん。
なんと御年94歳。名古屋空襲で左目を失った。戦争に
よって傷害を負った人々の救済を求めて、過去50回以上も
「戦時災害援護法制定」の請願を、国会にしてきた。
今はもう右目もほとんど見えない。耳も聞こえない。足腰も
弱っている。それでも杖をつきながら、請願活動を精力的に
行っている。

でも、戦後まもなく65年。会員の多くがこの世を去った。
かつては名古屋だけでも何百名の会員がいたが、今日集まっ
たのはわずか十数名。あとは支持者たちだ。顔のケロイド、
手足の喪失、その傷害のため働くことも結婚もできず、
65年を孤独と戦ってきた人たちがいたことに胸を熱くする。

「国は私たちを お見捨てになるのですか?。私たちが
死ぬのを 心待ちにしているのですか?」と、悲痛な声は、
国には届かない。

国がやらぬのなら、「名古屋市でできることを」と、河村
市長(民主党)は 検討を約束してくれた。

(でもいかん、河村市長の名古屋弁丸出しは。「あのよう~、
あのよう」とつかぁさるで。尺八と箏で『涙そうそう』を演奏。
?『葬送』ではない! )

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ゼロの焦点

2009-11-15 07:34:03 | 虚無僧日記
11/14 松本清張原作の『ゼロの焦点』が封切られ、一番に
見てきた。
冒頭、唐突に「学徒出陣」のモノ黒映像。何度も見ている
シーンだが、見るたびに涙腺がゆるむ。ドラマの筋書きは、
学徒出陣で多くの友を失い、「友のためにも結婚はしない」
と誓っていた男が、禎子(広末涼子)とお見合いで結ばれる。
彼はこの結婚に「生まれ変わり」を夢みていたが、新婚
わずか一週間で失踪する。新妻は夫の行くへを探して金沢へ。

松本清張の“重苦しく暗い”世界が、能登の海と雪で表現
される。

私が幼い頃 見た世界が、特撮を交えて再現される。
空襲で壁面だけが残っている建物。上野駅の傷痍軍人、
立川基地、図体のでかいGI。みな私も見てきた。戦災に
遭わなかった民家は古く汚く荒れ果てていた。庶民の
大半は本当に貧しかった。

その中で這い上がろうとする人たち。多くの人が過去と
決別して“生まれ変わりたい”と願った時代だ。生きる
ために必死だった。それなのに、過去に翻弄され、起ら
なくてもいい悲劇が起る。あまりにも切なく悲しい。


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ゼロの焦点 その2

2009-11-15 07:33:51 | 虚無僧日記
松本清張生誕100年とかで、清張の本がバカ売れとか。
流行に乗りたがる鈴花が、次々に買ってきて読んでは
私に回してくれるので、『ゼロの焦点』も読んでいた。

私の思い描いていたイメージとは違う3人の女優に、
映画を見る前は期待していなかったが、三角形の
それぞれの頂点を占めて、納得いく演技だった。

室田佐知子を演じた中谷美紀は、元パンパンというには
美しすぎるが、アップのシーンでは髑髏(どくろ)にも見え、
身の毛がよだった。

禎子役の広末涼子も、いつも棒立ちの演技でどうかと
思ったが、それがかえって、夫の秘密に戸惑う女の不安を
表していて良かった。「新妻の初々しさに欠ける」との
評もあるが、原作でも「婚期を逸して、ようやくつかんだ
結婚」という設定だからちょうどいい。
私の中では『鉄道(ぽっぽ)屋』の娘役のまま止まっていたが、
あれから何年。彼女もおばさんになっていた。(実は、私の
長女が娘時代「広末に似ている」とよく言われていたのだ。
私の娘も、30過ぎての結婚だった。)

先日観た『沈まぬ太陽』でも、夫を失った被害者役で登場
していた木村多江。「3人の美人女優が・・・・」とキャッチ
コピーで書かれるほどの美人とは思えぬが、利用されて
捨てられる、さえない女の役で、哀れを誘ってくれた。

ストーリー展開は、原作の細かいところは大胆にカットし、
そのぶん原作にはない市長選を盛り込んだりして、無理な
展開もあるが、映像もアート化して、見応えはあった。

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