現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

副業容認

2009-02-17 22:35:28 | 社会問題
一時帰休者の副業を容認 東芝、賃金の穴埋め可能に(共同通信) - goo ニュース

工場の休業やワークシェアリングで就業時間が減り、
その分給料も減るので、生活費補填のための副業を
認めるとか。

今だから言うが、私も尺八で相当の副収入があった。
平日の夜は尺八教授。土日はたいてい演奏の仕事が
あった。
バブルの頃、「二束のわらじ」とか「社内起業家」が
もてはやされるようになった。本業以外のことで能力
のある者はそれを発揮して、会社に貢献できれば、
尚更ということだ。企業の文化貢献も企業イメージを
高めることとして推奨されたのだ。

二束のわらじで、土日もない、セブン・イレブン(朝7時
~夜11時まで)の激務だったが、バブルでいい思いを
させてもらった。一流ホテルにも通った。

先日東京に行った折、そのひとつ高輪プリンスに行って
みた。往時の華やかさは、ホテルにも無かった。栄華の
夢か。

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派遣切り

2009-02-17 21:38:23 | 社会問題
派遣切り・「社会が悪い」は本末転倒(上)(Voice) - goo ニュース

「派遣切にあった人を、『かわいそう』と被害者扱いする
報道はおかしい」、とズバット言ってくれた。

「景気の影響で仕事がなくなり、住むところを失った。
企業が悪い。社会が悪いと騒ぐのは本末転倒である。

このグローバリゼーション下で日本企業は必死に戦って
いる。今回のような危機が発生したとき、派遣社員の
調整によって人件費を削減しようとするは当然。

驚くべきは、生活保護を希望した272人全員に受給決定
が出たことである。家賃と別に17万円を受け取って、
保険もすべてタダ。これで働く意欲が彼らに生まれるの
だろうか。

(そうだ。私なんか、平均日当450円だ)

「甘やかしは彼ら自身を不幸にしてしまう。安易に生活
保護のために税金が使われるのは、納得がいかない。
坂本哲志総務政務官が『あの人たちは本当に真面目に
働こうとしている人たちか』といってバッシングを受け
たが、その言葉は正論である」と。

私は、この意見に賛同だが、批判する人もいる。ネット
のアンケートで、「彼らを救ってやるのは当然」という
奇特な人が20%もいる。日本はまだまだ人に優しい、温情
豊かな国だ。それはそれで希望もあっていいことか。
しかし、マスコミ次第で価値観が誘導される怖さも感じる。

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認知症

2009-02-17 20:39:24 | 虚無僧日記
人の顔と名前が覚えられなくなってきた。最近、虚無僧で
立っていると、「一路さんですね」とよく声を掛けられる
ようになった。昨日も一人。適当に話を合わせるのだが、
誰だか思い出せない。

今日2/17のNHK「クローズアップ現代」『認知症ケア』。

「今ある自分が大切、失ったものは大切でない」という
オーストラリアの認知症患者クリスティーヌ・ブライデン
さんの言葉が印象的だった。

ネットで「認知症」の原因、予防を調べてみると、脳の海馬
というところを活性化すればいい。適度な酒やコーヒー、
お茶もいい。音楽や楽器演奏もいいとのこと。暗譜に励もう。

人の顔と名前を記憶するには、名刺とその人の顔を3秒単位
で交互に視線を移動させながら、20秒かけて記憶するのだ
そうだ。20秒の集中力が大事とのこと。頑張ってやってみよう。

ところで、クローズアップ現代に出演していた遠藤英俊氏。
認知症の早期発見とケアの権威ということで、先日講演を
聞いた。今度NHKに出ることになり、Durbanのスーツを
新調したとのこと。私が先日母に買ってもらったものと同じ。
ネクタイも似ていた。「クローズアップ現代に出たいと念じ
ていたら、希望が叶った。何ごとも強く希(ねが)うことです」と。
それも私と同じた。思うことが次々叶う。

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笑いと涙

2009-02-17 06:55:50 | 五木寛之
さてさて、「笑い」が健康にいいことは解った。
しかし、人生笑ってばかりはいられない。笑えない
どん底にまで突き落とされた人に「笑え」と言っても
無理。その問題に五木寛之の『大河の一滴』が答えて
くれた。

「人工照明の中で暮らす人には“明かり”の有り難さは
解らない。絶望の闇があって、一条の明かりの有り難さ
を感じるのだ」と。

まさに「暗あっての明」。明暗だ。光があれば影がある。
プラスがあればマイナスもある。生があれば死がある。
人は両極の中に生きている。笑いと同じように、号泣する
ことも、ストレス解消になるという。なるほど。

そして「どん底に落ちて立ち上がれないでいる人に
“頑張れ”と言っても励ましにはならない。共に“心底”
から泣いてあげることが究極の癒しになる。親鸞も蓮如も
そういう人だった」と。

そうだ良寛も、村人の話を、ただじっと聞いてあげ、黙って
涙するだけだった。それだけで村人は救われたという。

虚無僧の吹く尺八の音は、そういう迷える人の心に届く
ものだ。しかしまぁ、名古屋はまだまだ元気。ミニスカート
やミニパンで太ももまで寒風にさらし、颯爽と、笑顔を振り
まいて闊歩していくギャル達に、尺八の音が響かないのは
仕方ないか。

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