現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

時給50円

2009-02-16 21:56:55 | 虚無僧日記
1日8時間吹いて1,000円。交通費600円を引くと、残り
400円。時給50円だ。

市役所が派遣切りに遭った人を対象に臨時職員を募集
しているが、「時給700円では少ない」と、敬遠されて、
全然応募がないそうな。何をぜいたく言っとるかだ。

ティッシュ配りのバイトは、朝から8時間。1,200個を撒く
とのこと。きょうびティッシュを受け取ってくれる人も少ない。
10人に1人、いやそれ以下か。

アンケートに必死に走り回っている娘たちは、新興宗教に
とりつかれていて、無報酬だという。それでも毎日夜9時半
までよくやっている。彼らに励まされて私も深夜まで立って
いられる。

何事も1人では為しえない。「“教団は金集めの組織”と
非難されようとも、寺があったればこそ仏法は伝わったのだ」
という言葉を耳にして、はっと気づく。寺や宗派が無かったら
我々は釈迦の名も知らなかったのだと。寺は“必要悪”か。

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アメリカ人に

2009-02-16 21:56:55 | 虚無僧日記
先日名古屋駅前で虚無僧をしていたら、大柄な黒人が
近づいて来て、「写真を撮ってもいいですか」と手振り
で示す。OKしてカメラに収まると、丁寧にお辞儀を
して1,000円札を入れてくれた。外人では珍しく礼儀正
しい。オバマ氏が大統領になったことでもあり「これから
は、あなた方(黒人)の時代ですね」と云いたかったが、
突然には英語が出てこなかった。

昨日2/15 名古屋駅構内を一周していると、後ろから
「虚無僧」という声。すてきなお嬢さんが、私の前に
回りこんで「すみません。尺八聞かせてください」と。
キツネにつままれたかと目をパチクリしていると「彼が」
と後ろを指さす。そこには外国人のハンサムな青年。

聞くと、彼はアメリカからの留学生で、アメリカで尺八を
少し習っているとのこと。「調子」「道曲」「六段」と
次々リクエストされる。「何日か前にも私を見かけた」と
写メに残された私の後姿。「声をかけたかったが、特別な
挨拶の仕方があるのでしょう?」と。それは昔の話だ。
「日本に来てまだ半年、尺八の先生を探していた」とも。
私は終始、隣りで寒さに震えているお嬢さんが、気に
なってしょうがなかった。名刺を渡したが、習いにくるかな?

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強靭な精神力

2009-02-16 21:19:25 | 心の問題
“現場のりポーター”東海林のり子さんの講演を聞いた。
健康第一、絶対に仕事を休まない。足を骨折した時も
松葉杖ついて取材に行ったという強靭な精神力の持ち主。

「どんな仕事でも受ける。そして絶対に仕事に穴をあけない。
それが信用となり、次の仕事につながる。健康を保つには
よく笑うこと。明石家さんまは芸能界一よく笑い、病気した
ことない」と。

私も病気で学校や仕事を休んだことは一度もない。尺八の
仕事でもそうだ。でもいるいる。本番が近づくと「頭が痛い、
どこが悪い」とグズグス言う人。あげくドタキャンする人。
そういう人には、次の仕事はない。

「自分の人生は他人が責任を持ってくれない。うまく行か
ないのを、他人のせいにしたり、自分の境遇のせいにしたり
するな。一人でも楽しい事はいくらでもある。全ては自分
次第。“強いですね”ってよく言われるが、その位でいい
のかな、と最近は思っている」とのこと。

私の母も同じだ。85歳になっても、毎日必死に楽しみを
見つけては、「自分は健康、自分は幸せ」と自分に言い
聞かせ、強がって生きている。

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