現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

宝クジ売り

2009-02-09 06:47:33 | 虚無僧日記
2/8 栄の国際ホテル前に立つ。
真正面に宝くじ売り。わずか高さ1.5m、幅90cm四方の
箱の中に、こじんまりと座っている女性。黒の帽子を
目深に被り、大きなマスクをして、下を向いて本を読ん
でいるから顔も見えない。ずいぶん小柄だ。宝くじを
買う人は全然いない。虚無僧に喜捨してくださる方の方
が多い。

近づいて話かけてみた。話し好きの人で、話がはずんだ。
箱型の出店は名古屋ではここだけという。「(旧)勧銀から、
宝くじを何枚か買取って売り、売れ残った分は引き取って
もらう。なかなか売れないので、交通費と食事代差し引い
たら赤字。夫婦の年金で充分生活できるので、健康の為に
やっているようなもの」とのこと。

「以前は会社勤めをしていた」というから、なかなかしっかり
した奥さんだ。話が面白い。「ここで『BIG ISSUE』を売って
いた人がいたが、明るくて話好きで、結構売上を伸ばし、
今はどこぞの会社に就職できたとか、時々来てくれる」とも。
『BIG ISSUE』がホームレスの自立支援に成果をあげている
と知る。


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女ホームレス

2009-02-09 06:29:56 | 虚無僧日記
栄の地下街で、また若い女のホームレスに出会った。
昨年暮れ中村公園で見かけた女だ。あの時も素足に
Tシャツ一枚で震えていた。今日もTシャツ一枚だ。
足は素足。近寄るとぶるぶる振るえている。
「だいじょうぶですか」と声を掛けると、また
「うるせぇんだよ、ババァ」と毒舌。虚無僧は“婆”
と思われたか。以前、声をかけた時は「おせっかい」
と返ってきた。

どうやって毎日食べているのか。もう2ヶ月生きて
きたのだから、ほっておいていいか。それにしても
この寒さを夏の薄いTシャツ一枚で過ごせるとは、
人間てすごいものだ。


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