
週のルーティンになった坂を下った。
一軒目マスターはお客さんが持ち込みのアテをガサガサガサしたら直ぐに立ち上がった。
お馴染みさんはいいよいいよとお裾分け。
喋りたかった兄ちゃんがいそうな姐さんママのところに河岸を変える。
夜の宿泊施設の管理もしている彼は、飲みながら予約のお客さんの到来を待っていた。
電話が入った。
ドイツからのお客さんのようだ。
日本語わかるか、英語わかるかと言っているが、決まり文句らしい。
今向かうが、I'm drunker と言う。
おいおい、それはないだろう。
小一時間して汗をかいて戻って来た。
うわあ、仕事してるんだ〜
こっちの言いたいことは、そのうちだわ。
嗚呼、もう少し
マイクのあるところに、
あやっ、今夜はやっぱ声が出なかった。
、