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暑くなる前にお墓を綺麗にしておこうと出かけた。
いつもの通路は枝払いされていないようだったから外周行って上から降りた。
掃除して階段をいくつも登って車に戻り、バケツをバゲージに入れて助手席のドアに手をかけたオカンがパタンと仰向けになった。
慌てて車を半周してオカンのところに行くが、オカンは失神状態。
呼びかけ体を揺すっていたら、やっと薄っすら目を開け「オトウに名前呼ばれた」と。
取り急ぎ家に帰ったら、マスクの紐に血が付いて耳が痛いと言う。寒気もする、と。
車を端っこに止めたものだから右半身を縁石にぶつけていたらしい。
頭を打っていたら、と心配するが本人は耳が痛いと、出血は止まっているが夜間救急センターに電話したら、内科小児科の音声ガイド。
あ、夜間診療時間が終わっている。
日赤救急に電話。
一渡り状況説明するが現在掛かっていないと一次救急は受付していないから日曜当番の外科に電話してくれ、と。
頭打っていたらの思いから脳外科もある救急病院に電話して走る。
耳だったらウチでは耳鼻科は診れないと言う看護師問診に耳の聞こえが悪くなって出血した裂傷はあるけど縁石に頭打っていると思うから診てくれと頼む。
CT撮って脳は問題ないだろうと脳外科の先生。
鼻血も出ていたが耳の傷は耳鼻科で診てもらってくれ、と。
一度私の胃袋に栄養補給してから日曜祝日も営業の耳鼻咽喉科病院に走る。
転んでぶつけてと問診に説明していたら、オカンが貧血で倒れたのだと。
耳の専門医が耳輪の皮膚のめくれ傷や外側頭皮の裂傷の消毒をして内部をスコープで覗くと出血がありそれを吸い取れば、まだ中が赤い。
骨折していたらということで、再度CT撮影。
中耳、内耳の周囲の骨折は認められないということで、出血が引けば聞こえも回復してくるでしょうと点耳薬の処方と3日後の再診を予約して出た。
本人は1日で2度も被曝した、と言いつつ「あの急な階段で貧血起こさなくて良かった」と。
ここ2、3日食欲もなく調子が悪かったんだと少し元気を取り戻した声でオカンが言う。