嗚呼、勘違い・・・・カイゴ日記

ホントはそうでなかったかも  
まぁ コーヒー飲んで ごゆっくり

今野敏「孤拳伝」を

2019年03月06日 12時38分17秒 | つぶやいてます
孤拳伝 黎明篇は1992年の刊行という。

小学校の時に剣道を少ししたくらいで格闘技など縁がなかったが、今野敏の警察ものをほとんど読み終えて新刊は買えず、BookOffでシリーズ一冊目を買ってしまった。

香港の暗黒街で強くなければ死ぬしかなかった少年が日本に密航し強さを求めて空手の奥義を極めて行くストーリー。

面白いから読み進めたんだけども、
「負けるというより、勝てないと言ったことか?」
「そうだ。わしは勝つ必要はない。負けなければいいのだ。わしの技はな、相手の闘気に反応する。攻撃しようとする気持ちに反応するのだ。相手にその気がなければ、わしは拳を出さない。その必要もない」
剛は不思議な思いで老人の話を聞いていた。戦いというのは、相手を叩きのめすことだと思っていた。それ以外に戦いの意味はないと思い込んでいたのだ。
・・・
「沖縄ブサーは、自分の身を守るために空手をやる。防護の技だ。・・・わしは本当に防御のときに、空手の技が生きるのだと思っている。そして、防御というのはむしろ攻撃よりも強い破壊力がなければならないと思っている。・・・」

夜中に読んでいたら、いろんなことが脈絡なく思い浮かんできた。

「致知」の隈研吾さんと栗山監督の対談で、栗山監督がヤクルト時代に二軍監督の内藤博文さんに「人と比べるな」「俺は、おまえが少しだけでも野球が上手くなってくれたら、それで満足なんだ」と声をかけてもらったとか、、、

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