足の先に、ドタッ！

母がデイサービスから帰って来て、居間のテーブルであったかい“うめ茶”などゆったりし始めたので、私はついソファで眠りこんでしまった。


足の先でドタッと来てびっくりして起きた。


母が晩ご飯終わって、「ベッドのところに行って寝たい」と歩き出して、テーブルの向かいのソファに途中下車したのだ。

タオルケットをかぶって私の足があったが、そんなことはお構い無しで母が腰掛けた。

びっくり声に洗い物をしていたオカンが飛んで来た。



ベッドに行くのいいけど、ちゃんと寝てくれるの？


さっき声をあげていたけれど、今のところ寝ている。



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おっかさん、申し訳ない

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間もなく母がデイサービスから帰って来る時間。

ふッわふわの雪が降っている。



今朝は早く起きて出掛ける準備をしなくっちゃというところだったが、母の方はそんなのはお構い無しで毎度の６時からは10分置きのシッコ。


こちらは眠いと思いながらベッドに行くのではあるけれど、母は「寒いから向こうに行っていて」と言うのだ。

見ていないと転んで血を出したでしょうというと、「おっかさん、申し訳ない」と母。


ご先祖さんが手を貸してくれる訳でもあんめェと悪たれつく息子でした。



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同級生がにこにこフリマを

昨日は久しぶりに友達のところでしゃべくって帰って来たからか、先日亡くなった同級生が神社の祭礼の会場で家を片付けてたら色々あってフリーマーケットで処分するとにこにこ言っている夢を見て起きたらアラームが鳴って母がシッコに起きていた。

夢の内容は何故か神社の祭礼の会場で備品の展示会をしていて、飾り付けをしている内に即売会の恰好になって、そこに件の同級生の登場となったのだが、夢判断としては神社に行く用事や亡くなった同級生の未処理事項とか久しぶりのお喋りの興奮が頭に残っているのかなと思ったりしているが、時々母が頑固に夢物語を語るのはコウトウムケイに思われる夢の続きをそのまま語るからなのだろうか。

仮にさっきの夢の話しを夢と言わずにし始めたらなんで祭礼でフリマとか色々ソゴして来るのは当たり前で、しかし夢の話しだからと了解しているからつじつま合わないと混乱はしない。


「認知症ケアの知好楽」を読み始めたところでせん妄のカラクリを勝手にこねている。


昨夜の母は、早くに「ベッドに横になりたい」と言うのを寝てもすぐに起きるからと起こして置いて、５分で起き出し案の定だと大きな声を上げることになり、24時過ぎに「晩ご飯食べたかい」の話しになってなんでこんな時間に晩ご飯の話しだ、お腹すいたのかと寝かせつけた。


たぶん本人の頭の中ではふわふわと夢物語が展開しているのだろうが、夢の世界まで共有できない。




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