京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

出口戦略について

2018年09月03日 | 収益マンション
5年~10年で利益を出すことを考えています。
木造もキャッシュフローを考えれば長期融資が必然でしょうが
短期売買では残債が減りません。不動産投資の考え方についてご教授ください。

このような趣旨のご質問です。


まずは不動産投資の考え方ですが、
例えば現金でネット利回り10%物件を購入し、
10年後に購入金額で売却できたとしてやっと「あぁ10%物件だったね」
と言えるはずです。
(10%×10年=100%回収)



その意味で木造は、
長期返済であればメリットのキャッシュフロー面は良しとして、
ディメリットである元本返済が進まないこともあり、
インカム面での短期売買に勝算なしだと。

といって、
キャピタル面ではといえば。
不動産市況を読むことは難しいのですが、
長期的には不動産は弱含みかなぁというのが私の考えでもあります。
不動産は融資・金融緩和と密接な関係ですから
現状のような金余りの時代が将来も又あれば解かりませんが・・・
タイミングは読めるものではありません。



私が常々お勧めしているのは、
「朽ち果てるまで果実を得る」ということです。

しかし、もし出口を考えるなら・・・

次の買い手のこと、特に融資状況を考えること、
この視点を常に持って売買のタイミングを計ることでしょうか。


という回答でした。
参考になれば幸いです。
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