京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

Q建売住宅の見方

2009年01月27日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

Aここでの建売住宅の評価とは、
将来の住み替え売却を考えたときの
残存価格という意味だろうと思われます。

そこで結論から先にいえば、
現在や10年20年先程度であれば
建売であろうが注文建築であろうが、
そんなに差が出るとは思いません。

というのは、一昔前から「量から質の時代」と言われながら、
住宅性能についても法令化されながらも
一般への住宅の質的な啓蒙運動的なものが
今一つ盛り上がらない、ということがあげられます。

近年は建築不況もあり、
建売住宅の設備仕様はますます豪華便利な物が
備わっています。

ライフスタイルを住宅にあわせると
言う意味では建売でも充分「使える」と思います。

また、将来の売れやすさを考えるなら、
間取は一般受けする物件が良いようです。
万人向けであるなら売れる間口は広がります。

しかしやっとですが、
最近政府も「200年住宅」に力を入れると言いだして、
そして、少しづつではありますが、
特徴的・個性的な住宅も売れるようになっています。

本来不動産は土地と建物ですから、
建物評価も合理的な評価を入れるべきで、
建売住宅と注文住宅の使用設備の違いは
考慮されてしかるべきです。

今はまだ
住宅より土地の価値が重視される時代なのでしょう。
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