右翼の軍国主義者安倍晋三は戦前日本の侵略戦争を認めて初めて中国の平和的抬頭を求めることができる

2013-10-27 05:35:03 | 政治



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 右翼の軍国主義者安倍晋三が10月25日(2013年)、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューを受け、その際中国についての言及の一つに次のような発言がある。

 《安倍首相単独インタビュー:一問一答》The Wall Street Journal/2013年 10月 25日 23:57)
 
 WSJ「中国の勢力が大きくなってきくなっているが、それをチェックする機能というのも果たしていくべきというふうに考えているか」

 安倍晋三「中国が法の支配ではなく、力による現状変更を試みようとしていることに対しての懸念がある。しかし、中国はその道を取ることによって平和的な台頭の道をとることができなくなる。つまり、その道をとるべきではない、ということを日本が強く主張することを多くの国々が期待をしている。日本がしっかりと主張していくことによって中国が国際社会において責任ある行動を取っていくことになるということが望まれている」――

 中国政府の中国国民に対する人権の抑圧は目に余るものがある。その巨大な軍事力と併せて、決して平和国家と言うことはできない。だが、その中国に対して軍事的台頭の道を採ることの危険性に警告を発し、「平和的な台頭の道」を求めるなら、警告を発し、求める自身にしても平和思考を自らの政治的体質としていなければならないはずである。

 いわば平和的政治性の政治家であった場合は中国に対して平和的であることを求める資格を持ち得るが、平和的政治性の政治家でなかった場合、立場上の整合性を失うゆえに求める資格はないことになるはずだ。

 4月23日(2013年)の参院予算委。

 安倍晋三「特に侵略という定義については、これは学界的にも国際的にも定まっていないと言ってもいいんだろうと思うわけでございますし、それは国と国との関係において、どちら側から見るかということにおいて違うわけでございます」――

 右翼の軍国主義者安倍晋三は侵略の定義は定まっていないとすることによって、日本の戦前の侵略戦争を否定した。戦前の天皇を利用した天皇独裁の軍国主義国家日本を肯定し、間違っていない戦争としたのである。

 このような歴史認識に対して平和思考を自らの政治的体質としていると言うことができるだろうか。 

 5月15日(2013年)参院予算委員会。

 安倍晋三「私は今まで日本が侵略しなかったと言ったことは一度もないわけでございますが、しかし、言わば歴史認識において私がここで述べることは、まさにそれは外交問題や政治問題に発展をしていくわけでございます。

 言わば私は行政府の長として、言わば権力を持つ者として歴史に対して謙虚でなければならない、このように考えているわけでありまして、言わばそうした歴史認識に踏み込むことは、これは抑制するべきであろうと、このように考えているわけでございます。つまり、歴史認識については歴史家に任せるべき問題であると、このように思うところでございます」――

 「歴史に対して謙虚でなければならない」とすることによって、あるいは「歴史認識に踏み込むことは、これは抑制するべきであろう」とすることによって、自身に不都合な歴史認識――日本の戦前の戦争は侵略戦争だとする歴史認識をも歴史の背景に隠そうという意図なのだろう。

 「私は今まで日本が侵略しなかったと言ったことは一度もない」という言葉がその証拠となる。ストレートとは決して言えないこのような屈折した言い方によってしか、侵略に関わる歴史認識の表現を可能とし得ない。

 いわば侵略だったとも、侵略でなかったとも、明確に表現することができない。その限界、曖昧さが、侵略の定義は定まっていないとしていることと併せて侵略を二重にも三重にも否定していることになる。

 このような歴史認識の持ち主を平和思考を自らの政治的体質としている政治家の範疇に入れることができるだろうか。

 本質のところで平和思考を思想的血肉としていない安倍晋三が「積極的平和主義」を言い、中国に対して「平和的な台頭の道」を求める。

 見せかけそのもの、矛盾そのものではないか。

 「積極的平和主義」を言い、中国に対して「平和的な台頭の道」を求めるなら、先ずは日本の戦前の侵略戦争を肯定して、自らの平和思考を明らかしてからにすべきだろう。

 ウソ偽りのない、あるいはマヤカシのない平和思考こそが真の平和志向の資格を得る。


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