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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

24胡蝶04 春の日の

2008年04月20日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 360
巻二十四 胡蝶 04 女房四

    春の日の うららにさして 行く舟は
    棹の雫も 花ぞ散りける


2008-0420-ysg360
Kad04-171

□(女房三)亀の・・・さむ
(女房四)春の・・・ける」 などやうの、はかなごとどもを、心々に言ひかはしつつ、
行く方も、帰らむ里も忘れぬべう、若き人々の心をうつすに、ことわりなる水の面になむ。□

24胡蝶03 亀の上の

2008年04月19日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 359
巻二十四 胡蝶 03 女房三

    亀の上の 山もたづねじ 舟のうちに
    老いせぬ名をば ここに残さむ


2008-0419-ysg359
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□(女房二)春の・・・らむ
(女房三)亀の・・・さむ
(女房四)春の・・・ける」 ・・・□

24胡蝶02 春の池や

2008年04月18日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 358
巻二十四 胡蝶 02 女房二

    春の池や 井手のかはせに かよふらむ
    岸の山吹 そこもにほへり


2008-0418-ysg358
Kad04-170

□(女房一)「風ふ・・・さき
(女房二)春の・・・らむ
(女房三)亀の・・・ ・・・□

24胡蝶01 風吹けば

2008年04月17日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 357
巻二十四 胡蝶 01 女房一

    風吹けば 浪の花さへ いろ見えて
    こや名にたてる 山吹のさき


2008-0417-ysg357
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□水鳥どものつがひを離れず遊びつつ、細き枝どもをくひて飛びちがふ、
をしの波のあやに紋をまじへたるなど、物の絵やうにもかきとらまほしきに、
まことに斧の柄もくたいつべう思ひつつ、日を暮らす。 (女房一)「風吹・・・さき ・・・□

23初音06 ふるさとの

2008年04月16日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 356
巻二十三 初音 06 源氏

    ふるさとの 春の木末に たづね来て
    世のつねならぬ 花を見るかな


2008-0416-ysg356
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□荒れたる所もなけれど、住み給はぬ所のけはひは静かにて、御前の木立ばかりぞいと面白く、
紅梅の咲き出でたるにほひなど、見はやす人もなきを見渡し給ひて、
(源氏)「ふる・・・かな」 ひとりごち給へど、聞き知り給はざりけむかし。□

23初音05 めづらしや

2008年04月15日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 355
巻二十三 初音 05 明石

    めづらしや 花のねぐらに 木づたひて
    谷のふる巣を とへる鶯

2008-0415-ysg355
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□小松の御返りを、めづらしと見けるままに、あはれなる故事など書きまぜて、
(明石)「めづ・・・る鶯」
「声待ち出でたる」などもあり。□

23初音04 ひき別れ

2008年04月14日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 354
巻二十三 初音 04 姫君

    ひき別れ 年は経れども うぐひすの
    巣立ちし松の 根を忘れめや


2008-0414-ysg354
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□いとうつくしげにて、明け暮れ見奉る人だに、飽かず思ひ聞ゆる御有様を、
今までおぼつかなき年月の隔たりけるも、罪えがましく、心苦し、と思す。
(姫君)「ひき・・・めや」 幼き御心にまかせて、くだくだしくぞある。□

23初音03 年月を

2008年04月13日 | 21乙女~24胡蝶
源氏物語歌集 353
巻二十三 初音 03 明石

    年月を まつにひかれて 経る人に
    けふうぐひすの 初音きかせよ


2008-0413-ysg353
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□北のおとどより、わざとがましく集めたるひげこども、わりごなど奉り給へり。
えならぬ五葉の枝に、うつるうぐひすも、思ふ心あたむかし。
(明石)「年月・・・せよ 音せぬ里の」と、聞え給へるを、げにあはれと思し知る。□

23初音02 曇りなき

2008年04月12日 | 21乙女~24胡蝶

源氏物語歌集 352
巻二十三 初音 02 紫

    曇りなき 池の鏡に よろづ代を
    すむべきかげぞ しるく見えける


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□ (源氏)「うす・・・べる」 げにめでたき御あはひなり。
(紫)「曇り・・・ける」 何事につけても、末遠き御契りを、あらまほしく聞え交し給ふ。
今日は子の日なりけり。げに千年の春をかけて祝はむに、ことわりなる日なり。


23初音01 うす氷

2008年04月11日 | 21乙女~24胡蝶

源氏物語歌集 351
巻二十三 初音 01 源氏

    うす氷 とけぬる池の 鏡には
    世にたぐひなき かげぞならべる


2008-0411-ysg351
Kad04-156

□(源氏)「けさ、この人々のたはぶれ交しつる、いつ羨しく見えつるを、
上にはわれ見せ奉らむ」とて、乱れたること少しうちまぜつつ、祝ひ聞え給ふ。
(源氏)「うす・・・べる」 ・・・。